酒井聡平 講談社『死なないと、帰れない島』刊行&『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』15刷重版御礼
@Iwojima2020
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七回生まれ変わっても新聞記者。土日は、戦争などの歴史の風化に抗う自称「旧聞記者」。最新刊は、戦後の硫黄島の謎を追う『死なないと、帰れない島』(2025年、講談社)。未帰還兵士1万人行方不明の謎をテーマにした『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』(2023年、講談社)で山本美香記念国際ジャーナリスト賞。大型猫メインクーン命。
北海道→ユーラシア大陸横断→東京など(硫黄島×4)→北海道
Joined August 2020
硫黄島の戦後81年 全国から硫黄島に送られた兵士の遺骨が、故郷に戻れない。強制疎開で島を追い立てられた硫黄島民1000人以上が、故郷の島に帰れない。硫黄島は「未完の戦争」の象徴。戦争になると被害は広く長く深く及ぶ。
1945年の今日、「硫黄島の戦い」終結。 日本側の戦死者約21,900人のうち、遺骨が回収されたのは2008年時点で約8,000人余。硫黄島には今も兵士の遺骨1万体以上が眠っています。戦闘は終わっても、戦争の被害は終わりません。 栗原俊雄『硫黄島に眠る戦没者』☞ https://t.co/OKTooXY1JH
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彼らはこの奇襲で「米兵員約一七〇名を殺傷する戦果をあげ」ます。部隊の先頭に立った栗林中将はこの日の戦闘で自決したとされますが、遺体は確認されていません。81年たった今も行方不明のままです。戦史叢書に最期の詳細はなく、最高指揮官から一兵卒まで、ただ等しく、戦場へと消えていきました。
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【用語解説】白襷(しろだすき):夜間の戦闘等で味方を識別する白い布。旅順攻囲戦の夜襲部隊が着用し半数が死傷した結末から「決死の覚悟」の象徴となりました。硫黄島の最後の総攻撃に際し「栗林兵団長、市丸少将は白襷の軍装に身を固めて部隊の先頭」に立って前進したと戦史叢書は伝えています。
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「国への重い責務を果たせぬまま、矢も弾も尽き果て散っていくことがただ悲しい」 「敵を討たずに野で朽ち果てるものか。七度生まれ変わってでも、再び武器を手に取り戦うのだ」 「雑草の如く敵が島にはびこるこの先、祖国日本の行く末を一途に案じている」 (以上が最後の電報の現代語訳です)
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「なお、父島や母島につきましては、現地の部下たちがどのような敵の攻撃も断固として打ち砕くものと確信しておりますが、どうかよろしくご指導くださいますよう伏してお願い申し上げます。終わりに、私の拙い歌をご覧に入れます。何とぞ、ご添削のほどをお願い申し上げます」(続きます)
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「身を粉にして戦うことも後悔はありません。この島を取り返さぬ限り、祖国に安泰はないと考え、たとえ魂になろうと誓って日本軍の反撃の先駆けとなる覚悟です。ここに最後の時を迎え、重ねて天皇陛下の万歳をお祈り申し上げると共に祖国の必勝と安泰を祈り、永遠のお別れを申し上げます」(続きます)
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「しかし、終わりのない敵の激しい攻撃の前に部下たちが次々と倒れ、期待に反してこの重要な拠点を敵に渡すほかなくなってしまったことは、本当に申し訳なく、何度もお詫び申し上げます。今や弾は尽き、水も涸れ果てました。これから全員で反撃に出て、最後の戦いを行おうとしています」(続きます)
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「戦局はついに最後の瀬戸際を迎えました。敵が襲来して以来、部下達の勇敢な戦いぶりは、鬼神でさえ涙を流すほど凄まじいものでした。想像を超える圧倒的な陸海空からの攻撃に対し、まるで素手のような状態でよく健闘を続けてきたことは私自身(=栗林中将)のせめてもの喜びであります」(続きます)
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【用語解説】辞世(じせい):この世を去る時に残す言葉。 電報には、ほかに「仇討たで野辺には朽ちじ吾は又 七度生れて矛を執らむぞ」「醜草の島に蔓るその時の 皇国の行手一途に思ふ」という辞世も。硫黄島の最高指揮官が発した通信の最後は、これらの和歌でした。
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