戦後の防衛政策の大転換が増税論争にかき消されてしまう不思議(柳澤協二国際地政学研究所理事長、川田篤志東京新聞(中日新聞)政治部記者(防衛省担当)) -マル激
カテゴリー「外交・安全保障」「安保法制」 どうも腑に落ちない。国家にとって最重要といっても過言ではない防衛政策が抜本的に変わろうとしているというのに、なぜか議論の焦点が財源論や増税論に集中し、一体全体何がどう変わるのかが一向に見えてこないのだ。 政府は12月16日、いわゆる防衛3文書の改定を閣議決定したが、これは岸田首相自身が「戦後の日本の安全保障政策の大きな転換」であると語っているように...