よんだほん ねこ構文アレルギー/余暇ユメ　(ユトリト) 内容とは全然関係ない歩道橋 いやエッセイなんだからそりゃそうだろう、という声もあると思われるが、そう簡単にはいかないのがエッセイだ。 エッセイに限らず、すべての文章は「書く」ということが表現であるのと同時に、「書かない」ということも作品をつくりあげる表現のひとつである。という、本音に近い建前をもってわたしはいろんな感情をごまかしながらエ...

「後ろがあつくて、バッサリいきたくて。でも、今までのフォルムと変わっちゃいますかね」と言うと、 「あー、じゃあ内側刈り上げちゃってもいいですか？」と聞かれた。 少しうつむく姿勢をとると、ぶいんと後ろから音がして、振動するものが首に触れる。 ぞりぞりぞりぞりぞりぞりとしばらく長いことやって、音が止まって、どうでしょうと言われる。そっと指の腹でなぞると、綺麗に刈られさわさわと小さく揺れる芝生のよ...

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2025年5月に文学フリマ東京40にてはじめてのエッセイ『ぼくら雨をきってきらきらはしる』を 発表しました。 そして、6月末、初版が完売しました！ たくさんの人に手に取ってもらえたこと、感想をいただけたこと、大変うれしく思います。ありがとうございます。 どんな本なのですか？がまとめられています↓ ぼくら雨をきってきらきらはしる｜川成 灯　かわなり とう｜note 2025年5月に発表した初エ...