↓　　↓　　↓　関連記事　↓　　↓　　↓ 振る舞いパターンの全体像 振る舞いパターンは、オブジェクトの動作や相互作用に焦点を当てます。これにより、オブジェクト間の結合度を下げ、システム全体の柔軟性、拡張性、保守性を高めることを目的としています。複雑なアルゴリズム、制御フロー、そしてオブジェクト間の役割分担を、より明確かつ効率的に構造化できます。 振る舞いパターンの各々について Strategy...

↓　　↓　　↓　　↓　ー関連記事ー　　↓　　↓　　↓　　↓ 構造パターンの全体像 構造（Structural）パターンは「クラスやオブジェクトの組み合わせ方（構造��」に関するパターンです。振る舞い（Behavioral）パターンが『どう振る舞うか』に注目するのに対して、構造パターンは『どうつなげて、どのように役割を割り当てるか』を解決します。 以下のような問題を扱います： 既存のクラスをうま...

はじめに ソフトウェア開発において「デザインパターン」は、よく発生する問題に対して再利用できる“設計の型”をまとめたものです。 デザインパターンは大きく3種類に分類されます： 生成（Creational）パターン： → オブジェクトの「作り方」を工夫する 構造（Structural）パターン： → クラスやオブジェクトの「構造・組み合わせ」を工夫する 振る舞い（Behavioral）パターン：...

Cookieの基本的な定義と必要性 Cookieとは、Webサイトを閲覧する際に、Webサイトのサーバーが、アクセスしてきたユーザーのWebブラウザに対して、「あなたのパソコンやスマートフォンに、この小さなテキストデータを保存しておいてください」と依頼し、実際に保存される小さなテキストデータのことを指します。 なぜこのような仕組みが必要なのでしょうか。その理由は、Webの基本的な通信ルールで...

ポーリングとは？ ポーリング (Polling) とは、情報処理や通信において、「定期的に相手に問い合わせを行い、変化があったかどうかを確認する」ための基本的な手法です。これは、コンピュータ（親機）が、接続されている周辺機器やサーバー（子機）に対して、「何か仕事の依頼はあるか？」「状態は変わっていないか？」と、決まった時間間隔で順繰りに尋ねて回る動作を指します。 ポーリングのイメージを最もよ...

ER図とは ER図とは、データベースの構造を視覚的に表した図のことで、例えるなら建物を建てる前の設計図のようなものです。プログラミングで実際にデータベースを作り始める前に、どのようなデータが必要で、それらがどのように結びついているのかを明確にするためにER図を作成します。この設計図があることで、複雑なデータベースの構造も誰でも一目で理解でき、実際に作り始めてからの設計ミスや手戻りを防ぐことが...

正規化とは データベースの正規化とは、データを効率よく、矛盾なく管理できるように、テーブル（表）の構造を整えるための設計手法です。 これは、家の中を整理整頓するのに似ています。すべてのモノを一つの大きな箱に詰め込んだら、モノが重複し、必要なモノが見つからず、片付けたはずなのに別の場所に同じモノが残っている、といった矛盾が起こります。データベースの世界では、この矛盾を更新時異常と呼び、正規化の...

Optionalとは何か？ Optionalクラスは、「T型の値が入っているかもしれないし、入っていないかもしれない」という状態を表現するための「箱」のようなものです。この「箱」を使うことで、私たちは値の有無をプログラム上で明確に区別して扱えるようになります。 Optionalという「箱」自体は常に存在しているため、Optionalオブジェクト自体がnullになることは通常ありません。中身に...

プレースホルダーとは プログラミングにおけるプレースホルダーとは、後から実際の値を差し込むための「仮の記号」や「入れ物」 のことを指します。 例えるなら、手紙のテンプレートに こんにちは、{name}さん。あなたの年齢は {age} 歳���すね。 と書いておいて、あとで {name} や {age} を本物の値に置き換えるイメージです。 文字列フォーマットでのプレースホルダー プログラミングで...

サジェスト機能について サジェスト機能は、ひと言でいうと「あなたが次に何を探したいかを、賢く予測して教えてくれるお手伝いさん」です。 まるで、図書館で「か」から始まる本の名前を探している時に、司書さんが「もしかして、カメレオンのえほんをお探しですか？」と声をかけてくれるようなもの。 この機能は、オートコンプリート機能とも呼ばれます。「自動的に補う」という意味で、入力の手間を省いてくれる役割を...

キャッシュとは システム開発におけるキャッシュとは、一時的にデータを保存しておく仕組みのことです。これにより、頻繁にアクセスするデータや、取得に時間のかかるデータを高速に再利用できます。キャッシュの主な目的は、パフォーマンスの向上とコストの削減です。データが必要になったとき、アプリケーションはまずキャッシュを確認します。 キャッシュヒット: データが見つかれば、すぐにそれを使います。...

リクエストについて Webアプリケーションのほとんどは、外部のAPIからデータを取得して動的にコンテンツを表示します。この「APIリクエスト」は、現代のソフトウェア開発において不可欠な技術です。しかし、JavaとJavaScript、どちらの言語もAPIリクエストに使えます。 それぞれの役割の違い APIリクエスト���行う際、JavaとJavaScriptは異なる役割を担うのが一般的です。...

cronとは cronは「スケジュール管理人」のような存在です。 Linuxの中で常に動いていて、設定ファイル（crontab と呼びます）を読みながら、指定された時間になったらコマンドを実行します。 例えば「毎日夜2時にバックアップスクリプトを実行する」なんてことも簡単にできます。 cronの書き方 cronの設定は次のような書き方をします。 分 時 日 月 曜日 コマンド 例えば、毎日朝...

DAOとは何か DAO（Data Access Object）は、アプリケーションとデータベースの間でデータアクセス処理を担うオブジェクトです。Javaで業務システムを開発する際には、必ずデータベースとのやり取りが発生しますが、それをコントローラやサービス層に直接書いてしまうと、SQLや接続管理のコードが散在し、メンテナンスが難しくなります。 DAOを導入すると、データベースアクセスの責務が...

フレームワークについて フレームワークは、アプリケーション開発に必要な共通の機能や構造をあらかじめ提供する「骨組み」のようなものです。これにより、開発者は煩雑な土台作りから解放され、アプリケーションの核心となるビジネスロジックに集中できます。結果として、開発期間の短縮、生産性の向上、そして品質の安定化を実現します。 特に、企業でのシステム開発では、品質の均一化と保守性の確保が重要となります。...

ライブラリとは プログラムを作るとき、毎回ゼロからコードを書くのは大変です。 そこで登場するのがライブラリです。 ライブラリ：便利な機能をまとめた「部品の詰め合わせ」 自分のプログラムから呼び出して使う 例：文字列の操作、ファイルの読み書き、データベースへの接続 など ライブラリとフレームワークの違い 混乱しやすいのが、この二つの区別です。 ライブラリはあくまで「部品」であり、自分が必要なタ...

データベース運用で求められる検索効率 システムでは、顧客情報、在庫データ、取引履歴など、大量のデータを扱うことが一般的です。 たとえば顧客リストが数件ならすぐに検索できますが、数十万件・数百万件ともなると、検索に数秒以上かかり、業務のスピードや顧客対応の品質に直結します。 こうした検索の遅延を解消するために利用されるのが インデックス です。インデックスは、データの「探しやすさ」を飛躍的に向...

シングルタスクとマルチタスク コンピューターは、与えられた指示（プログラム）を一連のタスクとして実行します。このタスクの実行方法には、主に二つの基本的なアプローチがあります。 まず、「シングルタスク」は、文字通り一度に一つのタスクを順番に処理していく実行フローです。例えば、ユーザーからのリクエストを一つ受け取ったら、その処理が完全に完了するまで次のリクエストの処理を開始しない、といったケース...

関連記事について ↓　　　　　　↓　　　　　　↓　　　　　　↓　　　　　　↓　　　　　　↓ 冗長構成（ロードバランサー・フェイルオーバーなど） 冗長構成とは、サーバーが1台止まってもシステム全体が止まらないように、予備の仕組みを用意しておく構成のことです。これにより、障害が発生してもサービスを継続できます。 たとえば、次のような方法があります。 ロードバランサー：複数のサーバーにアクセスを分...

関連記事について ↓　　　　↓　　　　↓　　　　↓　　　　↓　　　　↓　　　　↓ ApacheやNginxとは？ Webサーバーは、「Webページを表示したい！」というリクエストに応えて、そのページの内容を送り返してくれるソフトウェアです。 つまり、Google ChromeやSafariでWebサイトを開くと、裏側でWebサーバーが「はい、これがあなたの求めているページです」とデータを返し...