2月の認定コーチ取得から6ヶ月… 7月に現在受けているコーチングのクラスを全て履修し、認定プロフェッショナルコーチの試験にチャレンジしました。 その結果… （一財）生涯学習開発財団認定コーチ資格の認定プロフェッショナルコーチの試験に合格し、8月より認定プロフェッショナルコーチとして名乗れるようになりました！ 昨年の7月からコーチ・エィ　アカデミアにてコーチングの学習を開始して早1年、今年2月...

生成AIのビッグベンダー、三者三様の進化が示す「未来のOS」像。 2025年の今、生成AIはただの「チャットボット」や「検索エンジンの進化系」では済まなくなってきました。もはやそれは、私たちのデジタル生活を根本から支配しはじめる「思考するOS」のような存在になりつつあります。 OpenAI、Google、Microsoft。生成AIの三大プレイヤーたちは、それぞれ異なる戦略でこの未来を切り拓...

前回まで四回の記事で、国産LLMの現在地、背景、そして現場への組み込み方を整理してきました。 最後は少し視点を未来に向けて、これから国産LLMはどこへ向かうのかを考えてみます。 ここで書くのは、あくまで一つの仮説です。 ただし、これまで整理してきた視点をベースに未来を眺めることで、「今の選択」の意味が少しだけ鮮明になるはずです。 「海外モデルvs国産モデル」という構図ではない まず、大前提と...

前回は、国産LLM全体を俯瞰し、共通して見えてきた考え方を整理しました。今回では、さらに実務寄りの視点に踏み込みます。 テーマはシンプルです。 「なぜ、LLMだけ導入しても現場で定着しないのか？」 多くの企業でPoC（Proof of Concept：実証実験）は成立しても、その後の展開で止まってしまう理由を、構造として整理してみます。 PoCは成功するのに、本番で止まる理由 生成AIのPo...

第一回では、現在の国産LLMの実状を整理しました。 第二回では、それらがどのような背景から生まれてきたのかを振り返りました。 今回は、もう一度視点を引き、国産LLM全体を通して見えてきた共通点 を整理してみたいと思います。 個々のモデルや企業の違いに注目するのではなく、「なぜ多くの国産LLMが、似た方向を向いているのか」という問いに向き合う回です。 一枚岩ではないが、向いている方向は似ている...

Xの日本トレンドで、「Wick」というキーワードが1位に浮上しています。その正体は新興SNS。「まんが × 国産SNSアプリ」をコンセプトに、短文SNS機能と漫画アプリが合体したような機能を有しています。そんなアプリがこのタイミングで注目を集めているのは、Xに突如実装...

前回では、2025年時点での国産LLMの実状を整理しました。 今回は、そもそも国産LLMはどのような背景から生まれてきたのかを見ていきます。 ここを理解すると、 「なぜ日本のLLMはこういう形をしているのか」 が、少し立体的に見えてきます。 出発点は「日本語をどう扱うか」という問題 国産LLMの話は、よく「海外に比べて遅れている」という文脈で語られがちです。しかし、そもそもの出発点が違ってい...

「国産LLMが増えてきた」とはよく聞くものの、実際にどの企業が、どのような立ち位置でLLMを展開しているのかを整理した情報は、意外と多くありません。 そこで今回は、2025年時点での国産LLMの実状を整理してみます。 そもそも「国産LLM」とは 最初に前提を揃えておきます。 現在「国産LLM」と呼ばれているものの多くは、必ずしもゼロから国内で基盤モデルを開発しているわけではありません。...

AIエージェント時代のプロダクトとブランドの条件。 ここまで、 UXからAIXへ ASOからAIOへ という話をしてきました。 ここで、ひとつ自然に浮かぶ疑問があります。 顧客体験（CX）は、どこへ行ったのか？ UXも最適化もAIに寄っていくと、人の体験は置き去りにされてしまうのか。 そんな不安を感じる人もいるかもしれません。 顧客体験は「消えた」のではなく「移動した」 結論から言うと、...

「AIに選ばれるプロダクト」は何が違うのか？ 前回の記事からの流れです。 これまで、プロダクトをつくる側が最も気にしてきたのは 「どうやって見つけてもらうか」でした。 検索で上位に出るか アプリストアで埋もれないか タイトルや説明文は最適か いわゆる、ASOやSEOです。 でも最近、少しずつ違和感を覚えるようになりました。 「そもそも、誰が探しているのか？」 という点です。 探すのは、人間と...

「使いやすい」より「AIに理解されやすい」世界の話。 最近、ある記事を読んでいて、妙に腑に落ちる一文がありました。 「これからは、使いやすいアプリよりも、AIに理解されやすいアプリが選ばれる」 最初は少し極端に聞こえました。 でも考えてみると、これはかなり本質を突いている気がしています。 UXの主語は、ずっと人間だった これまでのプロダクト設計は、ほぼすべてUX（顧客体験）が軸でした。...

その意味と、私たちの働き方への影響。 Cognition AI社が開発したDevinは、単なるコーディング補助ツールではありません。 同社はDevinを「AIソフトウェアエンジニア」と位置づけ、2024年の発表以降、このコンセプトはエンジニア界隈やスタートアップ界隈で大きな話題となりました。 Devin Devin is an AI coding agent and software...

スマホ新法がもたらすiOSの変化と、その先の未来。 2025年12月17日、Appleは日本のiOSに関する重要な変更を発表しました。 背景にあるのは、翌12月18日から施行される「スマートフォンソフトウェア競争促進法（通称：スマホ新法）」です。 Apple、日本でのiOSにおける変更を発表 Appleは本日、スマートフォンソフトウェア競争促進法（MSCA）を遵守するため、日本でのiOSアプ...

情報の受け取り方を自分の手に取り戻すという話。 先日「Googleアラートを毎朝メールで読む」という記事を書きました。 生成AIの話題が溢れる今あえて昔からあるGoogleアラートを使い続けているという話です。 その中で少しだけ「RSS（Really Simple Syndication）」という言葉に触れました。 すると自分でも気になってきました。 RSSって今どうなっているのだろうか。...

最新情報を「いつものメール」で届けてくれる安心感。AIの前に知っておきたい地味だけど優秀な情報収集ツールの話。 生成AIの時代に思う、小さな違和感 ChatGPTやGeminiのような生成AIを使えば、ニュースの要約も、業界トレンドの抽出も、今やかなり賢くできてしまいます。情報収集にかける時間も労力も、ぐっと減らせる。確かに、それは便利だし、すごいことです。 でも、僕は今も毎朝6時に、Goo...

WindowsのAI機能「Recall」と「Click to Do」が静かに変え始めたものとは？ OSの中にAIが入り込んできた 生成AIの進化は、これまで主に「アプリ」や「クラウドサービス」の中で起きていました。 しかし今、その波はOSそのものに入り込もうとしています。 Microsoftが発表・提供を進めているCopilot + PC と、そこに搭載された Recall（リコール）...

これは「今すぐ万能」な話ではない 正直に言うと、Google Antigravityはまだエンジニア向けのツールです。 公式ドキュメントも、紹介記事も、前提としているのは「開発者」。 それでも最近、「これって非エンジニアでも使い道あるのでは？」という声や事例を、少しずつ見かけるようになってきました。 こちらの記事や（すごく刺激的でした！ありがとうございます！） こちらのYoutubeを見ても...

派手さはないが、頼れる存在 最近、生成AIに関する話題といえば、OpenAIのChatGPTかGoogleのGeminiばかりが取り上げられているように感じませんか？「Claudeって、最近あまり聞かないな……」そんな疑問を持った方も多いかもしれません。 でも実は、Anthropic社のClaudeは「静かに」「確実に」、AI界の中でも実務における最強のポジションを築いています。今回は、なぜ...

生成AIは「使いこなし」のフェーズへ 2025年を振り返ると、生成AIはもはや一部のアーリーアダプターだけのものではなくなりました。個人の利用率は35.7%、企業導入率も57.7%に達し、もはや「使っているかどうか」ではなく、「どう使いこなすか」が問われる時代に突入しています。 生成AI人気1位は「ChatGPT」、次は「Gemini」、3位は？　MMD調査 　MMD研究所は、一般生活者にお...

「最近、仕事で修羅場と呼べるような状況っていつだったろう？」 ふとそんなことを考える瞬間がありました。日々の仕事の中で大なり小なり困難はあるものの、「これを乗り切らないとプロジェクトが終わる」「この一手でチームの命運が決まる」みたいなヒリつく局面は、思っているより少なくなってきている気がします。 修羅場というと、戦（いくさ）のような極限状態をイメージする人もいるかもしれません。けれど、自分に...

チャットで話すのも、もう面倒 ある日ふと、思ったのです。 Teamsのチャットに返信しようとして、ちょっと固まってしまいました。何を打つか迷っていたわけではなく、単純に、文字を打つのが面倒だなと感じたのです。 これは自分だけでしょうか。いや、そんなことはないと思います。 今の生活において、チャットは欠かせないコミュニケーション手段です。仕事ではSlackやTeams、プライベートではLINE...