演劇集団「こちら側」、結末に近づくにつれて、前半の縺れた糸が解れて、Bulletの過去と現在が結びついた途端、視界が晴れた。交差の無い人物、登場人物の感情、それぞれの関係性は一度観ただけでは、掴み切れないな。1クール分のドラマを2時間で観た感じ、濃かった。

蒼天の猫標識、山田家鉄道の朝、 人生は長くゆっくりと、そしてあっという間。

あおきりみかん、いきかえりたくない。自分のことほど自分では分からない、そういう人が集められたのだろうか？　パラドックス・ジャーニーの成仏案内所みたいな。管理人の設定が凄く腑に落ちた。1003

さて帰ろ。

JACROW、骨と肉、お家騒動、どちらも間違いではない、でもどちらも足りない所があって。どういう落としどころになるのかと思ったけど、娘婿の言葉が。福圓さん出演ってことで観に行ったけど、濃厚なドラマだった。

広田ゆうみ、もうひとりの飼主、あなたの存在とその不在、女は元から？それとも何か原因が？、女の黒い服には意味があったのか。想像を巡らせながら。

タイムマシンガール、SFコメディ、可子と千鶴の少しずつ深まる友情。全体を覆うSF要素は最後までほぼ説明なし。観終わった直後に思ったことは「潔いな」だった。取り合えず、ツナサラダ（ツナマヨ）。

廃墟文藝部、ECHO、 音が声に、声は音に。 好み。16

栄ミナミ、１年振りのウスイヒロミさん。去年は偶々、今年は予定を建てて。とつとつと言葉を紡ぐような弾き語り、独りで聴くより人の中が合う。11

ボニー＆クライド、時代背景に慣れるまで二人の心情をなかなか理解できなくて、理解できたときには二人は取り返しのつかないところまで。信仰に、夢に、愛に頼らなければ、切ないな。10-17

篠原美也子ワンマン2days、「愛している」優しくて厳しい歌、何度聞いても泣ける。「ワザリング・ハイツ」結構好きな曲調、ライブで聴けるとは思わなかったな。「熱狂」ホワイト化している社会に対しても？、場所が渋谷というのも。

太陽がしょっぱい、容姿に悩む高校生、美波の整形騒動、騒動が起こるもよいところに全て収まって。ただそう思うのは流された価値観故だろうか。自分の視野には花怜があり、すると違った見え方があって、見終わってもずっと、考えれば考えるほど言葉にできず、しょっぱい太陽を味わうことしかと思える。

あおきりみかん、気遣いが経済価値に換算される、もしもの世界。孤独感のような鈍重なものが、コメディの風合いで覆われているように感じた。血の繋がらない家族の家族の形、最後のシーンで随分軽くなったのだろうか。ハムスターの存在は良いバランス。後を引く作品。29

CP企画、本日3.0、久しぶりに言葉遊びがふんだんに盛り込まれた芝居を観た気がする。タナトスを消しても所詮一時的なことで。過ぎた時間は取り戻せない。タイトルの3.0はループ3回目ということか、tけし30歳てことか、それともアップデートで円周率に近づくバージョンを表しているのか？23

試験管ベビー、たらいまわしのエマ、年代的に懐かしさを感じるシチュエーション。次郎筆頭に皆が皆クセ強の親族、とはいえ親族しかいない場だからこそ曝け出されたものかも。最後は良いところに収まってハッピーエンド。仕事帰りに良い作品だった。21

MIE NEXTAGE2025 ham、シリアス、大人って。はねたまご。こけしと茶番から茶番な感じgood。George企画、最初から最後までジワリと笑わせ、圧迫面接の末。ハイエナ、らしさな会話劇、で犯人は? 劇団Cr→、卒業式のあと、ロープでバンジーは危ない。玉彩、16年の作品を思い出す、いつの間にかドタバタ。

雪子a.k.a.、もうすぐ30歳を迎える雪子の漠然とした不安、一つ一つのエピソードは強さと速度感のある言葉に置き換えられそうなのに、映像としては全体的にゆっくりとした展開に感じたのは、雪子がゆっくりとした人間という父の言葉で腑に落ちた。

旅路その③おわり

旅路その②

旅路その①