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川本千栄

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「塔」編集委員 / 短歌と短歌評論 / 第20回現代短歌評論賞 / 歌集『青い猫』『日ざかり』 『樹雨降る』『森へ行った日』『裸眼』/歌書『深層との対話』『キマイラ文語』『土屋文明の百首』

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川本千栄
4 months
『土屋文明の百首 近現代短歌を生きた百年』を刊行いたしました!明治・大正・昭和・平成の百年間に詠まれた12345首から100首を選び大意と鑑賞を付しました。文明の百年の人生は、近現代短歌史、また「アララギ」史とも重なる百年です。ぜひ、お読みください! #短歌 #tanka
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18 hours
『塔』12月号⑮空の青は光の散乱海のあをは光りの反射晩夏のひかり 岡本妙 まず空が光を撒き散らし、海はそれを反射する、という順序で主体は光を捉えている。「光」「光り」「ひかり」と表記を換えて表現し、最後は念を押すように言い添える。どんな言葉でも表せない青なのだ。 #短歌 #tanka
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19 hours
『塔』12月号⑭黄、黒はたはつかの碧(あを)と朱(しゆ)の残像揚羽はすでに田に飛び去りつ 篠野京 とても美しい歌。黄と黒は分かるが、碧と朱の残像は意外。私の知っている蝶だろうか。目の中に色だけを残して、既に蝶は田の上にいる、という場面もその美しさを引き立てている。 #短歌 #tanka
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19 hours
『塔』12月号⑬熱がでたときに出されるのがうどん元気なときに食べるのが蕎麦 乙部真実 そうかあ?と笑い、そうかも、と納得する。たしかに熱が出た時にざる蕎麦とか出て来ても寒々しい。元気な時にもうどんを食べる、という理屈を吹き飛ばすぐらいに、熱が出た時のイメージが強い。 #短歌 #tanka
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19 hours
『塔』12月号⑫この数日賢いネズミを飼っているネズミ捕りから餌だけたべて 沼寛子 ネズミ捕りを仕掛けているのに、ネズミはかからず餌だけ無くなっている。よほど賢いネズミなのだ。これなら飼っているのと変わらない。上句で、ん?と思わせ、下句でネタばらし。一つのスタイル。 #短歌 #tanka
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19 hours
『塔』12月号⑪栗木京子「選歌後記」〈一見すると「真逆」は最近の言葉のようだが、近世にも使われていたらしい。〉びっくり。こういうネタが好き。 #短歌 #tanka
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2 days
『塔』12月号⑩気の利いた落語の枕めいてくる傷をいくつか披露しあえば 小松岬 お互いに自虐ネタで話の糸口を作ろうとしている。それが落語の枕めいて聞こえるというのが一層の自虐。そうでもしないと話が盛り上がらない関係なのか。主体は冷静に場を見ている印象がある。 #短歌 #tanka
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2 days
『塔』12月号⑨抑留を語らず笑ってスパシーバ・ハラショー教えてくれた伯父さん 小山美保子 抑留された凄絶な体験は語らず、スパシーバ(いいね)、ハラショー(ありがとう)という前向きなロシア語だけ教えてくれた伯父。その人の心の持つ、底知れない強さと清澄を思う。 #短歌 #tanka
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2 days
『塔』12月号⑧重荷負う方はお乗り下さいとエレベーターの扉にはあり 矢澤麻子 おそらくこの通りの言葉ではなかったのではないか。重い荷物をお持ちの方、とか。けれど主体にはそう読めた。重荷を負っているとの意識があるからだろう。乗り込む時に一瞬躊躇したかもしれ��い。 #短歌 #tanka
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2 days
『塔』12月号⑦弱者にもランクがありて神様は人の下にも人をまた置く ひぞのゆうこ 福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の真逆。本当はこの歌の通りじゃないかと思う人は多いのでは。特に上句の発想が辛い。弱者と一括りにするけど、ランクがあるんだ、と。 #短歌 #tanka
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2 days
そしてそれは、主に俳諧の流れから、明治の子規につながっていく。〉〈狂歌の隆盛もまた、蔦屋を筆頭とする出版文化の裏付けがあってのものなのだと言える。〉頷きながら読んだ。江戸時代は今までの短歌史ではスルーされがちだが、この視点で見るとまだまだ掘り起こせるところは多い。 #短歌 #tanka
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川本千栄
2 days
『塔』12月号⑥小林信也「八角堂便り」〈古典和歌が権威化され、題材や用語が「雅」のものに限定されてしまった時、それに捉われない、俗なもの、身近なものに詩情を見出そうとしたのが「諧」の心を持つ連句であり狂歌だったのだろうと思う。 #短歌 #tanka
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川本千栄
3 days
『塔』12月号⑤南極をちひさくちひさくさせながらわれらの掬ふ真つ赤な氷 梶原さい子 かき氷を食べている。小さくなっていくのは皿の上の氷の山だが、それが温暖化で小さくなっていく極地の氷を想像させる。赤は現実にはイチゴ味のシロップだろうが、緊急事態を告げる色でもある。 #短歌 #tanka
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3 days
『塔』12月号④亡き母を思い出す時亡き母を忘れていたることに気づきぬ 三井修 思い出すのは忘れていたから。理屈なのだが、胸に来る。多くの人が亡き人に対して思っていることだ。初句と三句に「亡き母」の語が繰り返されている。やはり「母」だから、万人に響く歌になるのだ。 #短歌 #tanka
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川本千栄
3 days
『塔』12月号③ぐうたらなママがゐるからこの家は明るい、と子に言はれきむかし 栗木京子 「ぐうたら」だなんて褒めているんだか。それでも子の言いたいことは分かる。息が詰まるような家ではなかったのだ。その子もおそらく今は傍にいない。子育てをしていた「むかし」の記憶だ。 #短歌 #tanka
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3 days
『塔』12月号②棺には夫の好きな蘭の花 シンガポールで共に見し花 花山多佳子 最後のお別れの時に、親族や参列者で棺に花を入れていく。花に囲まれた夫の姿を見て、昔一���に行った旅行を思い出す。ふっと時空を跨いだかのような一字空けに惹かれる。 #短歌 #tanka
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川本千栄
3 days
『塔』12月号①棺の蓋閉めんとしつつ白き花挟まりたるをしばし直しぬ 吉川宏志 とても微細な部分を詠んでいる歌。たいていの人にとって、花を戻すのはあまり意識に留めない動きだろう。蓋を閉めることが大事と思うからだ。そこを取り上げて詠ったことで、臨場感が出た。 #短歌 #tanka
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川本千栄
4 days
完売いたしました。ありがとうございます。四冊セット→三冊セットも終了です。
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