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@ai_rin_111

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20↑成人済。創作BL字書き🔞ムーライトノベルズ🌕アルファポリス✐無言フォロー失礼します🈲18才以下フォロー不可/雑多/ヘッダー・pome村様/🥖🥐💐/

腐国
Joined March 2023
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@ai_rin_111
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10 months
#創作BL #ツイノベ 僕には幼い頃に決められた婚約者がいる。家同士の結び付きで決められたから、僕の気持ちも彼の気持ちもまったく入っていない約束だ。ほぼ間違いないだろうと思われていた二次性は、やはり両家が想定していた通りで、Ωの僕とαの彼の婚約は継続された。 αの特性そのままに優秀で
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@ai_rin_111
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10 days
創作BL 本命にけむたがられ『友達でいいからっ』って近くにいさせてもらって。でも辛くなるときがあるわけで、そういうときは付き合ってくれるセフレくんに連絡する。「…会いたい」「いいよ」ぐちゃぐちゃに抱いてもらって頭の中を錯覚させる。けどどこか満たされない。そういう付き合いも
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@ai_rin_111
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9 months
#創作BL #ツイノベ 「ずっと好きでいる。約束する」 そう言ってαの彼から告白された。彼が不誠実だとか本気ではないと思っているわけではないが、βの僕はその言葉を信じきれなかった。だってαにはΩがいるじゃないか。番になれない僕はどうしたって立場が弱い。惹かれ合うαとΩのフェロモンに
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@ai_rin_111
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10 months
#創作BL #ツイノベ 目が覚めたとき全身がキシキシ軋んだ。何が起きたのかわからず、周りを見ると自分の部屋にいることはわかった。ベッドの近くにあるテーブルには『起きたらここへ連絡するように』と書かれたメモがあった。その番号はΩ担当をしている校医の先生である旨と、ヒートを起こしていたため
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@ai_rin_111
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9 months
攻→→→→→→←受 みたいのが好きなんですけど。受は自分に頓着なくて、傷つけたり失くなったりしたとき(髪とか頬とか腕とか)まあしょうがないかって程度の打撃なんですよ。「舐めときゃ治るっしょ」くらいなもん。 でも攻はそういう自分を大切にしないことが許せなくて、押し倒して「…もし、→続
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@ai_rin_111
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1 year
紙体質(受)と筆記体質(攻)がいる世界。自分の遺伝子を残そうと攻は受にカキカキ残滓を含ませる。鉛筆族なら消すこともできるがペン族はそうもいかない。消せない記憶はときに残酷である。忘れたくても忘れられない記憶に受は苛まれて生きるしかなかった。 ノーマルを装ってどうにか生活していた
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@ai_rin_111
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10 months
「僕の番。どうか、僕のお嫁さんになってください」 「うん、いいよ」 終
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@ai_rin_111
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10 days
これまでのことがあるから勇気をかき集めてかき集めて、ようやく「好きになってもいいですか?」って言えたのは1か月後のこと。自信がない原因のひとつひとつを丁寧に解決してくれ、不安に思うことが何もなくなっていた。 終 囲い込みもしつこいくらい好きです。
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@ai_rin_111
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9 months
#創作BL #ツイノベ ②↓続き
@ai_rin_111
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9 months
#創作BL #ツイノベ 「ずっと好きでいる。約束する」 そう言ってαの彼から告白された。彼が不誠実だとか本気ではないと思っているわけではないが、βの僕はその言葉を信じきれなかった。だってαにはΩがいるじゃないか。番になれない僕はどうしたって立場が弱い。惹かれ合うαとΩのフェロモンに
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@ai_rin_111
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10 days
気づけば2年経っていた。セフレくんといると楽しくて、ただ会いたくて電話してしまう。ごはんもときどき一緒に食べる。心地が良くて、あれ?ってなった。キスされて顔が熱くなる。なんだこれ〜急に恥ずかしくなってしまい、連絡しなくなって一ヶ月。めちゃくちゃ不調になってしまった。
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@ai_rin_111
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9 months
しかも△は仮の姿で、実はとてつもなく優秀なα一族の人間だった。欲するものは自力で手に入れよ。というのが家訓らしい。 すっかり眠っていた僕は彼が口にした言葉を知る由もなかったし、二度と聞くこともなかった。 終
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@ai_rin_111
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9 months
毒が付いてたらどうするつもりなんだ?襲われたら?こうやって…身体を暴かれることだってあるんだぞっ」みたいにわからせようとして。でも 「僕なんかで済むなら安いもんでしょ」くらい言い返されぶち切れ。というもの好きです。 息抜き。はい、休憩終わり。R書いてこよう。
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@ai_rin_111
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10 days
聞いたことない声。酷くはないのに泣くまでひたすら昂らされて、不調もあったから果てると同時に気絶するように眠ってしまった。 起きたら両手を広げたセフレくんが言う。「おいで」遠慮がちにそこへぽすりと収まった。告白したらいいよって。両想いだから、って。
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@ai_rin_111
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10 days
ありがとう」ってどうにか礼を言って一人で歩こうとしたら、「がまんしなくていいよ」って体を支えてくれた。あれ?と見上げてみたら、セフレくん。ぎゅーっと胸の中が苦しくなった。けど嬉しくて勝手に目には幕が張る。「かわいい反応してくれちゃうんだ?」って笑いながら頬やら髪にキスしてくる。
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@ai_rin_111
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10 days
眠れなくてふらふらするのに、付き合いで飲み会へ参加。端っこで存在を消していたけど付き合いだから一口酒を含んではみた。けど、ぐるぐる回るしわけわからなくなってしまう。どうにか抜けようとすると『連れて帰りますね』って誰かが店から連れ出してくれた。力が入らないけど「…帰ります。
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@ai_rin_111
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10 months
いたときにした匂いだ。僕はこの匂いがほしくて両腕を伸ばした。もっと近くで、もっと僕の全てを埋め尽くしてほしくて。 そこからは、ぱたりと意識がなくなった。
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@ai_rin_111
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10 days
あわあわしていると『休んで行こうか』ってそりゃまあ連れて行かれる。 それはそれは甘ったるくそそのかされて、可愛がられて、「わかっ、たぁ…からぁっ」って連絡しなかったことも実は好きな人ができたことも追求され言わされる。ただ相手は誰なのか言えるわけもなく。「…へー。頑固」って今まで
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@ai_rin_111
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10 months
くっと力を入れて僕に引き寄せる。触れるくらい近くで、唇から言葉を紡ぐ。伝わって。どうか。 「…ずっと、好きでした」 そっと口付ける。 僕はミントの香りに包まれた。それは爽やかなもので、いつだったか遠い記憶にも確かにあったものだ。 (ああ、そうだ…あれは初めて会ったときの記憶)
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@ai_rin_111
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9 months
仕事で街を歩いていた。道路の向こう側に、まさか、△がいるとは思わなかった。彼の隣には―――女性がいた。しかもその人は、僕からαを奪ったあのΩだった。
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@ai_rin_111
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10 months
どうにか意識を保って目を開けていられるようになっときだ。 「…初めて会ったときに、俺の番だと思った。絶対に誰にも渡したくなかった。だから婚約を申し込んだんだ」 静かに僕の髪を梳きながら、けれど声音は懺悔するように細く弱かった。 「お前の気持ちも人生も俺が奪った。だから婚姻までは
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@ai_rin_111
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10 months
連れていかれた。そこから何時間なのか何日間なのかわからない記憶の中、ずっと抱かれ続けた。泣いて懇願して、けれど暴力的な方法ではなく、ひたすらに溶かされ愛撫され何を口走っているのかわからなくなっていた。 攻の腕の中で沈んでは目覚めまた抱かれ、とっくに体力は尽き果て
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@ai_rin_111
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10 months
もらえるように。俺を知ってもらえるように。だから、どうか…」 泣きそうな顔で懇願され、彼の想いの深さを知ることになった。そもそも僕だって気持ちを伝えたことはない。悪いのは攻じゃない。きちんと歩み寄らなかった僕にも拗れた原因はあった。 「僕の初恋の人はとてもかっこよくて、会うたび
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@ai_rin_111
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10 months
好きなようにさせてやりたかった」 今までそんな話をしたこともなかったし、聞いたこともなかった。お前には婚約者がいると言われ、会ってみればα然としていてとにかく憧れの人だった。 「チョーカーを贈れば俺の占有物と宣言しているようなもので、それもしなかった。ヒートが来ることは甘ったるい
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@ai_rin_111
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10 months
香りで気付いて…俺が介抱した」 「ぇ、っ…じゃ、ぼくの、はじめて、は?」 「声酷いな…ごめん」 ガラガラの声に謝られ、寝転がっている僕に口移しで少しずつ水を飲ませてくれた。抵抗もせず受け入れている僕に、攻はふっと笑った。 「受のことを誰かに任せるわけがないだろ。俺が相手だ。そばに
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@ai_rin_111
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10 months
眩しくてキラキラしていたのだ。一方Ωの僕はあまり成長せず、小柄で外見はどことなく女の子っぽい。周りに男Ωはおらず、頼りない自分のことが好きにはなれなかった。 そうして高校生になったときバース性に特化した学園へ入学することになった。Ωのヒート対策や緊急抑制剤の常備など勉学と生活が両立
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@ai_rin_111
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10 months
何事も卒なくこなす攻のことを、僕は婚約者という立場は関係なしに恋焦がれるようになっていた。それはそうだろう。自分とは違い逞しくて何でもできる彼は王子様のようだった。これまでたった数回しか会ったことはなく、交わした言葉は挨拶といくつかの世間話程度。それでも会うたびに成長している彼は
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@ai_rin_111
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10 months
「ぁ、違う。彼は、ともだちで、あっでも…付き合って、言われたけど」 「…それを知ったら、もう受のこと外に出せない」 「そんな、それは…困る」 いつの間にか覆い被さり、顔の両側に肘をついた攻に囲われていた。 「お願いだ。少しでいい、俺にチャンスをくれないか。努力する。好きになって
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@ai_rin_111
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#創作BL #ツイノベ 先輩に憧れていた。受くんはたくさんいる後輩の一人だから特に目立つこともなく、いわゆるモブと呼ばれる存在だ。ところが飲み会で端っこに座っていたとき後から来た先輩がきょろきょろ見回し、たまたま受くんのテーブルの空いた席へ腰をおろした。
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@ai_rin_111
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10 months
にどんどん好きになっていったんです」 急な話の転換に攻は眉を潜めつつ、それでも僕の話に耳を傾けてくれた。 「何事も不器用な僕は自信がなくて、気持ちを伝えることがてきなかったんです。でも、…言わなければ伝わらないということが、よくわかりました」 両手で攻の両頬へ添えた。それから
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@ai_rin_111
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のは――― ぐらりと揺れて傾いた身体を受け止めたのは婚約者だった。 「…勝手に決められた婚約者としてではなく出会えていたら…何度もそう願った。それでも俺は受のことが愛しかった。手離してやりたいが、…叶えてやれない」 何を言われているのか理解できないまま、僕は婚約者の所有するマンションへ
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@ai_rin_111
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ある。お前が十八歳になれば婚姻すると決まっている」 「でも、僕は別の人と…」 「っ…別の?誰か想う奴でもいるのか?あのαのことか?」 「ぁ、違っ」 ブワッと気を失いそうな圧に襲われた。そしてそこには攻の香りも混ざっている。
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@ai_rin_111
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がなかったら今頃ヒート事故で番になっていたのかもしれない。誰に助けてもらったのか記憶はないが、あの香りはαくんのものだった。優しく扱われたことだけはわかる。 とにかくメモに書かれた番号へ連絡することにした。すぐに校医はやってきて、バイタルチェックとヒート中のことを教えてくれた。
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@ai_rin_111
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10 months
介抱したが避妊もしたしアフターピルも飲んでいることが書かれていた。何も覚えていないことに愕然とし、けれど最悪の事態になっていなかったことに安堵した。 首に触れてみるとチョーカーは着いていた。ただ項のところは切れていないものの、酷い噛み跡でボロボロになっていた。もしもこのチョーカー
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@ai_rin_111
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10 months
ほとんど意識がない中で優しく触れる指と熱と、胸いっぱいに吸い込んだ匂いがとにかく幸せで満たされた。αくんだとばかり思っていたのに、まさか、そんなことはありえないのに。少しも僕を見ることなんてなかった、ずっと疎まれているとばかり思っていたのに、あのときあんなにも柔しく抱いてくれた
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@ai_rin_111
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10 months
言葉を発した。 「長い間、婚約者という枷をつけさせてしまいました。どうか婚約の話は白紙にしていただけませんか」 「…急に何を言っている?」 久しぶりに聞いた声は地を這うような低さで、αの威嚇も混ざって僕は圧に負けそうになった。 「あ、のっ…」 「できるわけないだろう。家同士のことでも
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@ai_rin_111
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10 months
あのαがいて、悪いが吹っ飛ばした…受に触ろうとして我慢ならなかった」 「そ、だった…んだ」 思い返せばどうもαくんとは会話が合っているような噛み合っていないような、おかしな感じはしたのだ。そういうことがあったとは知らず、彼には申し訳ないことをした。 「αの���と、やはり…」
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@ai_rin_111
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10 months
『一度お話をしていただけませんか。お伝えしたい大事なことがあります』 なかなか会うことも話をすることもできない婚約者に時間を作ってもらい、入学してから初めて正面から向き合うことができた。精悍で大人の寛容さをまとった彼は眩しいほどだ。高鳴る胸を鎮めるよう僕は深く息を吸ってから
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@ai_rin_111
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10 months
して話されてしまい聞くに聞けなかった。 この日は一日ゆっくり休み翌日から普段通り過ごすことになった。 「ヒート、大丈夫だった?」 声を掛けてきたのはαくんだった。 「うん、…あの、ありがとう。迷惑かけちゃったみたいで」 「あ?んー、まあ」 歯切れ悪い返事。やはり巻き込んでしまったから
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@ai_rin_111
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10 months
僕は、少しだけ身長が伸びたもののほとんど顔は変わっていない。優秀な彼が一度見たことのある人間を忘れるハズもなく、これはわざと知らないフリをされたのだと僕は気付いた。 学園では声を掛けられたくないのかもしれない。僕という婚約者がいることは隠しておきたいのかもしれない。そう思って僕は
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@ai_rin_111
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10 months
ところが触れられるほどの距離になっても攻は僕のことを見ようともしなかった。まるで透明人間の横を過ぎるように僕の存在はないものとされたのだ。 (ぇ、……) もしかして忘れられてしまったのだろうか。ほとんど会うことはなかったから顔を忘れられてしまったのか。周りの友達ほど成長著しくもない
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@ai_rin_111
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10 months
彼もどういう態度で接すればいいのか迷っているのかもしれない。けれど話し掛けてくれたなら嫌われてはいないと思っていいだろうか。 「乗り切ることができて、助かりました…」 「そっか…何か困ったら言えよ」 「うん、ありがとう」 Ωが一人でヒートを乗り切るには相当の苦悶が伴う。どんな形であれ
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@ai_rin_111
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10 months
でき、そしてαと相性のよいΩが出会えるキッカケを増やすことが目的だ。いわるゆる国が絡んでいる事業でもあり、優秀な子孫を産むことで将来の発展を狙ってのことだった。 それでも生まれながらに組み込まれている本能に抗えるわけもなく、αはΩに、Ωはαに惹かれてしまう。ただ当人同士が思い合って
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@ai_rin_111
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10 months
ない。それにαくんにはちゃんと真摯に友達以上にはなれないと言わなければ。αくんには助けてもらったかもしれないが、やはり僕は婚約者のことが好きで彼以外は考えられなかった。それなのに彼以外と身体を繋いでしまったのだから、僕は不誠実な自分が許せなかった。
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@ai_rin_111
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10 months
これでも婚約者がいて…」 「ふーん、残念。まあチョーカーすら贈ってない婚約者なら俺にもチャンスあるよな?」 「わかん、ない…」 αの言葉が突き刺さり、僕は振り切るようにその場から逃げた。わかっている。言われなくても、攻にとったら形だけの婚約者で好意どころか疎まれていることぐらい。
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@ai_rin_111
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10 months
αとΩが過ごすためのサポートや食事の提供をするための部屋が備わっており、僕はそこへ運ばれ無理矢理ではなく同意して過ごしたのだということ。急なヒートだったにも関わらず、番になることだけは頑なに拒みチョーカーは外さなかったこと。相手のαが誰だったのか聞きたかったけれど、さも当たり前と
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@ai_rin_111
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よ。それならいいでしょ」 「友達なら、…うん」 「よかった。とりあえずさ、チョーカー着けなよ。俺選んでやるから」 ヒートが来てないとはいえ、こんなαがわんさかいる中で無防備過ぎると言われた。話してみればαくんはとてもいい奴で、当たり前だが様々なことを卒なくこなす。センスもよくてすぐに
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@ai_rin_111
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10 months
番関係になる者も少なくはない。 初めから婚約者がいる者にとっては過ごしやすい環境を求め入学しているわけで、僕も新たな出会いではなくまだ迎えていないヒートが来た場合、症状の軽減や対処をしてもらうことが目的だった。そして少ない男Ωの友人ができればいいなと期待をしていたのだ。
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@ai_rin_111
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10 months
αから贈られるはずのチョーカーすら僕の首にはない。それが全ての答えだ。誰かに噛まれればきっと彼は婚約破棄できる。きっと僕は邪魔な存在でしかなく、番どころか彼のことを想うことすら……してはいけなかったんだ。 「…何で、いるの?」 「そりゃ口説くため?」 「でも…」 「じゃ、友達になって
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@ai_rin_111
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10 months
「そりゃ光栄」 ちっともそんなこと思っていないように返され、でも全然嫌味には感じなくて僕はふふっと笑ってしまった。 「なあ。お前Ωだよな?」 「……何でそんなこと…答える必要ないし」 見れば一目瞭然だし、誤魔化せるわけもない。けれど二次性を軽々しく口にするのはどうかと憚られ僕は答えず
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@ai_rin_111
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10 months
ようにしていても、やはりただの友達とは違う。時折、熱っぽく見られていることに気付いていた。そうなんだ。αくんからは「付き合ってよ」と言われていた。ただの友達でいられればよかったが、けれどでも僕の中で心地よいと思ってしまうαくんとの時間はなくしたくなかった。 (何だろう…ダルい)
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@ai_rin_111
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ヒートにαの相手がいるといないでは負担が違った。次のヒートまではおそらく三ヶ月ほど。それまでにどうしたらいいか考えなくてはいけない。 婚約者という立場で彼を縛っているのも、この気待ちを消してしまうことも、今回のヒートはいつまでも決められなかった婚約解消を伝える機会だったのかもしれ
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@ai_rin_111
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10 months
婚約者である攻ひとつ年上で、先輩として先に入学していた。僕のことは特に話していなかったようで、新入生に何人かいる男Ωの一人という認識だった。 優秀な攻のことはすぐ耳に入ることになった。αだけでなくβであっても入学することはでき、ヒエラルキーがあるわけではなくそれぞれが特性や得意分野
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@ai_rin_111
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家に帰って部屋で茫然となった。本能的に帰ってこれたが、何も考えられなかった。あの光景はどういう…どうしてあのΩと△が一緒にいたのか、意味がわからなかった。 (知り合い?) それにしては周りに揃いすぎている。αと番になったΩ、そのΩと会っていた△。どうして僕の周りに揃っているのだろう。
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@ai_rin_111
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入学してから楽しみにしていた攻との交流を諦めるしかなかった。 「ねえ。あんたが受だよね?」 ベンチでぼんやり座っていた僕に声が降る。頭上を見上げると、そこには見たことのある同級生αがいた。 「……◯だったっけ?」 「そう。知ってたんだ」 「うん。女子がかっこいいって騒いでたし」
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@ai_rin_111
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10 months
を切磋琢磨することを目指していた。その中でも特に秀でていた攻は、学園の中でも有名人だった。 僕は彼のことを見る機会が増え嬉しくて、これまでよりもっと話ができるのだとばかり思っていた。だから初めて廊下で彼のを見付けたとき何を話そう、何と声を掛けられるだろうとドキドキ緊張していた。
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@ai_rin_111
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10 months
約束通りチョーカーを買いに行き選んでくれた。僕の首は細いから少し幅のあるシックなものに決め、その場で装着することにした。 行ったことない場所、やったことない遊び、見るもの過ごす場所、とにかく色々なことが全て楽しかった。αくんといる日々が当たり前になっていく。友達なのだから気にしない
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@ai_rin_111
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10 months
風邪をひいてしまったのだろうか。頭の中がぼやっとして吐く息が熱い。のそのそ歩いて学園へ向かったが、運ぶ足がふわふわして現実味がなくなっていった。 「受……」 夢を見ているようにくぐもった声がした。それにとてもいい匂いがする。ミントのような爽やかで清涼感のある、これは確かαくんと
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@ai_rin_111
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10 months
にいた。すると、αはとんでもないことを言い出した。 「俺と付き合ってよ」 「え、何言って…」 「入学してから決まったαがいるわけでもなさそうだし。お前のこといいなって思ったから…薄っすら、もう匂いしてる」 顔の近くでスンッと嗅がれ、僕は咄嗟にベンチから立ち上がった。 「あ、あのっ…一応
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@ai_rin_111
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9 months
そう思って僕は、悔しくて悲しくてギシギシする心に蓋をした。 ぼんやりする毎日。気が抜けたというか、やはりという諦めなのか、βはαなんかに恋をするものじゃないなと自虐的に笑ってしまった。 思い出の詰まった部屋にいられるわけもなく、僕は二人で過ごした部屋から引っ越した。
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@ai_rin_111
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対抗できるわけがないのだ。だからどれだけ思い合おうとも、彼と結ばれることはないと思っていた。 「ごめん。君を好きだけど、でも、やっぱり…」 「お前以外じゃダメなんだ。絶対Ωの項は噛まない」 真剣に言われ、彼のことを好きだった僕はその手を振り払うことなどできなかった。  それなのに。
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@ai_rin_111
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「おはようございます」 「あ、おはようございます」 「この時間なんですか?」 「まあ、そうですね」 次の日の朝、僕が出勤のため駅へ歩いて向かっていたとき、後ろからタッタッタと駆け寄る音が聞こえ声をかけられた。隣にいたのは昨日引越してきた△だった。 「俺は■駅ですけど、◯さんは
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@ai_rin_111
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9 months
いた。 「こんにちは…」 「隣に引越してきました△といいます。作業が邪魔になって、すみません。よろしくお願いします」 「あ、こちらこそ。よろしくお願いします」 どこかで見たことがあるような気がして、でもこんなに美形だったら忘れないよなと思いながら部屋に入った。
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@ai_rin_111
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9 months
荷解きも終わり、少しずつ新しい部屋での生活に馴染み始めた頃だ。アパートの入口に引越しトラックが停まっていた。廊下や入口は養生されていて、どうやら隣の部屋に入居があったらしい。 「こんにちは」 僕が玄関へ入ろうとしたとき、声がかかった。顔を上げると長身でやたら美形の、ハーフっぽい男が
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@ai_rin_111
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「◯さん…ネクタイ緩めますからね」 「…うん、いいよ」 それで、ふにっとやわらかいものが唇に当たった。何度も何度も。それから口の中ににゅるっと入ってきてあんまり考えられなくて、僕はそのまま心地よいと思ってしまった腕に身を委ねた。 (嘘…だろ) 裸で、隣に美形が寝ていて、腰には鈍痛。
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@ai_rin_111
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どこかで見たことがあるような気がしていたのは、もしかすると以前会ったことがあるのかもしれない。 「まさか◯さんと一緒に仕事ごできるとは思いませんでした」 「僕も驚きました」 「いい商談にしましょう」 「そうですね」 家が隣で仕事も関わる、そうなれび△との距離はすぐに縮まった。
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@ai_rin_111
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どちらまで?」 「僕は▲駅です」 「じゃあ同じ方向ですね」 昨日初めて顔を合わせたというのに距離感が近い。親しいわけでもないのにもしかしてこのまま駅まで一緒に歩いて乗る電車まで同じなのは、どことなく気まずいと思う。けれど、彼は話のテンポが小気味よくて少しも嫌ではなかった。
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@ai_rin_111
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あいつに近付けたのは俺だが、こんなにうまくいくとはな。好きならどうすれば手放さずに済むか策を練ればよいものを」 僕の項にできた傷を指先で撫で、ふるっと反射的に肌が反応した。 「さて、愛しき我が番。俺たちの新居は気に入ってくれるかな」 僕が次に目が覚めるとまったく知らない場所だった。
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@ai_rin_111
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9 months
すっかり彼との生活が当たり前となり、身体だって彼しか知らない。三十路を過ぎてもうこのまま穏やかに過ごしていくのだとばかり思っていた。 「…ごめん、…ヒートに充てられて、…」 「えっ…?」 「噛んでしまって、…妊娠してる、って」 先月青ざめて帰ってきたことがあった。具合が悪いのかと心配
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@ai_rin_111
藍🌟秘密BLアンソロ参加中
9 months
浮気とかそういうことじゃない。わかっている。わかっていても、けれどでも、やはりαとΩの関係にβの僕はどうにもならなかった。 「ごめん…、本当に、ごめん」 「もう、いい…から」 僕たちは二人共泣いていた。彼が悪いわけじゃない。きっと相手のΩだってそうだ。これは事故でどうしようもなかった。
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@ai_rin_111
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朝の電車は混んでいる。長身の△はともかく、平均より少し低い僕は満員電車で埋もれていた。 「混みますね」 「…仕方ないですから」 どうしてだかグイグイ押し込まれた僕は、△と向い合せになってしまった。吊り革を掴んではいるものの、揺れるたび体を押し付けることになってしまう。 (どうしよう…
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@ai_rin_111
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話しやすくとても優しい。僕よりも年下だろうに、しっかりしていて頼りがいがあった。長身でこれだけの見目ならばαだろうと思う。けれどαのような威厳というか近付けさせないオーラは感じなかった。αのことで悲しい思いをしたのだから、もう二度と同じ過ちはしないと決めている。△とはよい友人で
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@ai_rin_111
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これって小説で読んだやつ。とか思いながら、僕は思考が停止していた。そうしているうちに美形が目を覚ました。 「◯さん…おはよ」 「おはよう、?」 どう反応すればよいのかんからず、とりあえず挨拶を返すことにした。 「◯さん、じゃあそういうことで今日から恋人ですからね」 「こ、いびと…?」
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@ai_rin_111
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部屋を借りてしまうかもしれないがまあ床にでも放置してくれたらいい。 「ふぁ〜いい気分〜」 酒に酔ったのも久しぶりだ。一人になって夜の寂しさからあまり酒を飲むこともなくなった。 「◯さん、俺の部屋でいいですよね?」 「おおー!いいぞー」 何だかよくわからなくて何でもOKって気になった。
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@ai_rin_111
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僕にチュッとリップ音をさせた。 それから僕と△は恋人として過ごすようになった。きっかけは泥酔からの朝チュンだったかもしれないが、僕もすっかり△への気持ちが膨らんでいた。 だけど、はっきり聞いていなかった。あの悲しい出来事と同じような思いはしたくない。知れば知るほど△は優秀で
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@ai_rin_111
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どうして僕はΩじゃないんだろう。 「Ωに、なりたい…っ」 泣きながら△の楔を打ち込まれていた。そして、いつになく深いところで△の吐精を受けたとき、体の中がぶわりと熱くなった。 「◯、俺のものだ。逃さないよ」 「ぁ、あっ…」 背後から△に激しく犯され、理由がわからなくなっていたとき、
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@ai_rin_111
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(どうしよう…) もう予告された時間まですぐだ。とにかくもうこれ以上一緒にいることはできない。それは決定事項だ。△とΩがどういう関係であろうと、僕は別れるつもりだった。やはりαとの恋は無理だったのだ。 「お待たせ。どうしたの?暗い顔して」 △を迎え入れた。けれどいつものように話を
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@ai_rin_111
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動揺しているとスマホが鳴った。約束していた通り、△がこれからここに来るというのだ。けれど、今はどういう顔をすればいいのかわからない。いやもしかしたら偶然道を聞かれただけかもしれない。そう理由を考えてみても、その可能性がないことはわかっている。二人はそんな雰囲気ではなかった。
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@ai_rin_111
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したが、大丈夫だと言うのでゆっくり休ませた。それが…それが、こんなことになるなんて思ってもいなかった。 あのときもっとちゃんと話していればよかった。何があったのか尋ねていれば、避妊薬で対応できていたかもしれないのに。でも、もう…… 「…相手は?」 「会社の取引先のΩで…」
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@ai_rin_111
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αなんじゃないかと最近思っていた。もしもそうだとしたら、僕はどうしたらいいのだろう。まだ引き返すことができる今なら、彼から離れられる。聞かなければ。ちゃんと彼に聞いてみようと決心した。 そして気持ちが変わらないうちにと思い、話をしたいとメッセージを送った。 そわそわ落ち着かないまま
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@ai_rin_111
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項に激しい痛みが襲った。そして味わったことのない血が巡るような頭の中が壊れそうな、自分が自分ではなくなったように感じた。あまりの衝撃に僕は意識を失った。 「βならΩに変えてしまえばいい。まあそうできるのは限られた人間だけだが」 Ωになった僕の髪をさらりと撫でた。 「Ωにフェロモンを充て
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@ai_rin_111
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「やだな、まさか忘れたわかじゃないですよね?あんなに激しく交わったのに」 「いや、その…」 何も覚えてない。何をしたんだ、僕は。 「俺が好きですって言ったら、◯さんもって答えてくれたし。だから今日から恋人で合ってますよね?」 「え、あ、まあ、…ソウダネ」 美形はふわっと笑って
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@ai_rin_111
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9 months
とんでもなく顔が近い) △の肩口に顔を埋めるような状態となってしまい、申し訳ないやら戸惑いやら、僕は早く次の駅に着くことを祈った。 そうして職場での仕事をこなし、打ち合わせで会議室へ入ったときだ。 「あっ…」 「こんにちは。お世話になります」 取引先の相手としていたのは△だった。
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@ai_rin_111
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することができない。顔は強張るし気持ちは沈んだままだ。 「もう、△とは…」 言いかけると言葉の先を察したのか、△に唇を塞がれた。 「んぅーんんっ!んっ!」 抗議しても体躯の違いでどうにもならない。しかも僕のいいところは熟知され、どうすれば煽ることができるのかよくわかっている。
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@ai_rin_111
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9 months
「ふぅん…っん、ん」 くたりと力が抜けてしまい、どうしたって好きな人にこんなことをされればスイッチが入ってしまう。嗜めても僕の体はすっかりその気になっていた。 「◯…悪い子だね、勝手なことをしようとしていたの?ダメだよ、俺から逃げるなんて」 いつもより早急に体を暴かれた。
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@ai_rin_111
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9 months
もしも僕がΩだったら。△と別れずに済んだのに。もしもΩになれたら、番になることができたのに。僕はボロボロ泣いてしまった。思っても考えてもβの僕は△を魅了することができない。フェロモンを出すことはできないし、△のフェロモンを感じることもできない。 「好き、なのにっ…どうしてっ」
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@ai_rin_111
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9 months
「そうだけど、僕が連れて帰るのは大変だからほどほどにしてな?」 そう言っていたのに、進められるがまま飲んでしまった僕の方が潰れてしまったのだ。 「◯さーん、帰りますよー  」 「うーん、ふぇ〜」 腰を抱かれ促されるまま足を進める。どうせ同じアパートだ。泊まったとしたって隣だし、
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@ai_rin_111
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9 months
ありたい。そう思って僕なりに気持ちを抑えていたし、βであることを祈った。 「カンパーイ」 ガシャンとジョッキご鳴った。商談はうまくまとまり、二人で祝杯を上げた。 「ふはーっ!うまいっ」 「ははっ飲みすぎるなよ」 「まあどうせ同じ家に帰るんですから。どっちが潰れても連れ帰りましょう」
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@ai_rin_111
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9 months
あっ!そういえばツイノベはビッチングです!ってどこにも入れてなかった…説明不足でした💦αのせーえiきでβ→Ω化させるというやつです🤦🤦🤦 ・Ωになりたいと強く思う ・αがラット(発情)してる ・項噛む が揃っているとΩ化できるという設定。
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@ai_rin_111
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10 months
@no_tl #ぷろおれ これは虹🌈投稿垢がまだ作れとらん。おきになさらず。
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@ai_rin_111
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1 year
溶けるような時間だった。シーツにくるまりぼんやりしている受を愛しそうに撫で抱きしめた彼。「ごめん…実は俺、油性なんだ。消させるつもりはないし、もう消せないから」ずっと俺のことだけ考えて。 彼に似た水色が受の体中に拡がっていた。もう消せないと言われ絶望ではない幸福感で満ちていた。終
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@ai_rin_111
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11 months
#創作BL #ツイノベ 「俺、コイツと付き合うことにしたから」 そう言って好きな相手から紹介されたとき、どう反応するのが正解だったのだろうか。受は自分の気持ちが伝わらないよう、ずっと隠していた。友達の一人として接していたから、やはりそういう風に返すしかなかった。 「そうなんだ。まあ、
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@ai_rin_111
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#創作BL #ツイノベ ① 「起きてくださいっ!」 そう言ってシャッと開けられたカーテン。窓からの光がまふしくて俺は掛布を引き上げた。 「無駄なことしないで、寄越してくださいよ。干しますから」 王弟の俺にこの態度。解せぬ。はじめからこいつはこういう態度だった。遠慮ねえな。 「…昨日は辺境の
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@ai_rin_111
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10 months
長くなったので↓こちらに続きます。よろしければ。
@ai_rin_111
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#創作BL #ツイノベ 目が覚めたとき全身がキシキシ軋んだ。何が起きたのかわからず、周りを見ると自分の部屋にいることはわかった。ベッドの近くにあるテーブルには『起きたらここへ連絡するように』と書かれたメモがあった。その番号はΩ担当をしている校医の先生である旨と、ヒートを起こしていたため
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@ai_rin_111
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#創作BL #ツイノベ 受くんはどうにも素直になれない。つい思ってもいないことが口から出てしまう。本当は攻のことが好きなのに、なかなか言葉にはできなかった。 「あ、呼び出されちゃった。行ってこないと」 「へー、行ってらっしゃい」 いや、俺たち一応付き合ってるんだから呼び出されたなんて
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@ai_rin_111
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9 months
@vOo_2_oOv え………この二本指が………イン?
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@ai_rin_111
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11 months
#創作BL #ツイノベ 政略結婚というものは互いの損得勘定で成り立つ。立場が上であれば、家格が上であれば、尚更望むとおりに話は進んでいくものだ。伯爵家という領地はあれども大して権力も人脈も持っていない家の三男で容貌だけはどうにか褒められる程度に整っているくらいだ。自慢できるものは何も
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@ai_rin_111
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#創作BL #ツイノベ 他の誰かを好きになれたらいいのに、どうして俺はまたあんたを探してしまうんだろうな。 「んっ……、ぅ、んんっ」 右手は壁に貼り付けられ、縋った左手はコイツのシャツを掴んでいる。そして上向いた唇は塞がれて、足の間にはコイツの長い脚が差し入れられていた。崩れ落ちそう
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@ai_rin_111
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8 months
#創作BL #ツイノベ 「愛している」 そう言って抱きしめてくれたあなたは、もうどこにもいない。優しかった腕も、静かに笑う顔も、僕を求め分け与えてくれた熱さえも、全て覚えていないと言う。 「君は…誰だ?」 攻は黒の魔法使いと呼ばれるほどの使い手だった。多くの魔力を保持していながら、
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@ai_rin_111
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紙体質の受が、どういうわけが先輩に気付かれてしまった。その先輩は絵の具族で、最悪なことに受は和紙族だった。一番関わりたくない相手なのだ。一瞬にして染められる。ただの一滴が波紋のように拡がり、体中をその先輩に犯された。赤も青も緑も、快楽か痛みがわからないもので自分ではないモノに染め
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@ai_rin_111
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1 year
稀有な存在である修正族だそうで、受の汚れを消してくれたそうだ。その際染みを消す行為として接触したらしい。今更それくらいのこと気にもならない。受は重ねて礼を告げてその人の住まいであるマンションを出た。 それからというもの受を気にしてくれているのか時々学内で見かけるようになった。挨拶
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