とも先生@引き寄せ助産師
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【ママと赤ちゃんが心穏やかになる発信】助産師歴23年｜幸せな親子を増やしたい｜妊娠中からママと赤ちゃんをサポートします｜ときどき性教育の発信も｜無料のご相談＆お茶会希望の方はDMへ
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実はＥさん
子宮口９センチまでは順調に
進んでいたけれど
その後、急に陣痛が弱くなってしまい
停滞していた方だった。
その陣痛を強くするために
私はＥさんの乳輪・乳頭のマッサージを
させてもらった。
このマッサージをすることで
オキシトシン（ 幸せホルモン ）が
1
3
44
「5時までに生まれてくれたら、立ち会えるのですが」
パパさんは赤ちゃんに会いたくて、そう言った。
『5時過ぎると、ダメなのですか？』
助産師の私が聞くと、
パパさんは
「家で16歳の娘と5歳の娘が 、 待っているんです」
と言うことだった。
5歳の娘さんが起きるまでには、帰宅したいのか→
24
156
5K
今回はそこに、パパさんも加わり。
4人で生んだ、忘れられないお産となった。
今日はこどもの日。
子どもたちの健やかな成長と、幸せを願います。
2
15
2K
「Ｍさんがどこにもいないけど
もしかしたら
脱走したかも？」
休日の病院で
一緒に勤務していた先輩が
血相をかかえて
ナースステーションに
戻ってきた。
Ｍさんは、その日の朝
飛びこみで出産したママだった。
（ 妊婦健診を一度も受けずに出産すること ）
『赤ちゃんを置いて
22
123
2K
→ずんずん下がり出した。
パパも「頑張れ」とママと赤ちゃんに声をかける。
そして、4時27分。
無事に赤ちゃんは生まれた。
5時までに会いたい。
そんな家族の願いが叶い、パパの目には涙が浮かんでいた。
たいていの場合は、
ママと赤ちゃんと助産師の私と3人で協力して、お産に臨んでいる。→
1
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1K
→『 みんなで協力して、赤ちゃんを迎えようとする家族のためにも。 パパさんを立ち合わせたい』
助産師である私の、
腕の見せどころでもあり、
私は強い使命感にかられた。
21時。子宮口は3センチ。
( これなら、朝までには生まれるだろう と予想した。）
でも、予想に反して、
お産は進まない。→
1
14
1K
「出来れば
私に学生さんを付けてください」
陣痛が始まって入院してきたのは
経産婦のＴさん。
入院時から
実習中の学生を
担当につけて欲しいと
要望があったのは
初めてのことだった。
（ いつもは私たちの方からお願いしているけど、何でかな？と思い )
Ｔさんに、その理由を確認した。↓
4
59
1K
→日付けが変わるとママは、ウトウトし始めた。
こういう時は、思いきって消灯し、
いったん寝てもらう。
すると１時間後に、ママさんから
「いきみたい感じが出てきました」
とナースコールがあった。
子宮口は7センチに、広がっている。
でも分娩室にうつると、また痛みが遠のいてしまう。→
2
13
1K
２人目のお産のとき。
担当する助産師さんも忙しく
この先ひとりでは
耐えられないだろうと思った
早朝、4時半頃。
病院からスマホで
主人に電話をした。
「そろそろ来てくれると嬉しいけど⋯そんなに慌てなくても
良いよ」と。
これは痛みの合間に
私なりに主人に
気をつかっての言葉だった。→
13
58
981
→こうなったら、分娩台の上で、ママさんの体の向きを変えたり。
お産を進ませる、あらゆることを試すしかない。
そうこうしていると、赤ちゃんを包む膜が破れ。
子宮口は、全開大になり。
お産が加速した。
はずなのに、
赤ちゃんの頭が見えてこない。
ママさんはすっかり疲れ果ててしまう。→
1
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→そばでママさんを励ましたり、
腰をマッサージしていたパパさんも、
疲れを見せていた。
このとき時計は、
すでに４時を回っていた。
そこでドクターに依頼し、
お産を進める薬を使うことになった。
それから、5分後。
とつ然、赤ちゃんにスイッチが入った。
今まで下がってこなかった頭が→
1
13
933
「こどもの日」に多くの方に読んで戴き、うれしく思います。
私は病院に勤務する、助産師です。
こちらでは、お産の現場で感じたこと、産前・産後のママへの応援メッセージをポストしています。
どうぞ、宜しくお願い致します。
0
4
896
「この子は
初乳の間だけ母乳を与えて
あとは
ミルクにしたい��
思っています」
外来での保健指導にて
助産師の私が
２回めのお産を迎える
Ｋさんに
言われたコトバだった。
母乳で育てることを
望む方が多いなか
“ なにか特別な理由でも
あるのかな？ ”
と感じた私は
『Kさん、母乳をあげたくない
15
127
882
「赤ちゃんって、夜中にあんなに
起きているんですね〜。」
母子同室で
初めて赤ちゃんと
夜をすごしたママさん。
どうやら初日から
赤ちゃんが寝てくれず
睡眠不足のようす。
私は
『赤ちゃんは
ママのお腹の中にいたとき
夜10時ごろから深夜にかけて
活発に動いていたと思うんだ。』
と答えると→
8
69
805
→ただ、この私の経験をネタに
助産師の立場からは
これからお産するカップルの
パパ達には
こうお願いして来た。
『出産のときに
「そろそろ病院にきて欲しい」
と連絡を受けたら、速やかに
駆けつけてくださいね。』
かなり長文になりましたが、
最後読んでくださり
ありがとうございました。
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795
助産師の私が
夕食の下膳にいくと
数日前に
クリニックから救急搬送され
帝王切開になった
Ｔさんがボロボロと涙を流し
食事をしていた。
その様子に
『Ｔさん、どうかしたの？』
と聞くと、
Ｔさんは
「何でもありません」
と答えた。
私は
『Ｔさん、泣いていて
何でも無くはないよね？』と↓
7
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727
「救急車がきました！」
22時。
夜勤のリーダーから
伝えられた。
毎回のように忙しい
私の夜勤だけど
今夜はなんだか
スタートが早すぎるな
と身構えた。
( これは朝まで
ノンストップのコー スだな )
運ばれてきたのは
よそのクリニックで
初めてお産したＡさん。
お産が大変だった上に
7
45
727
母性を育むことや
いのちの尊さについて
考えさせることは
本来
家庭の中において
されることが
理想なのかもしれない。
助産師の役割として
毎年の中学校での
思春期講座では
子どもたちに
性教育だけでなく
いのちの尊さを
１番に伝えている。
今日も最後まで
長文をお読みくださり
19
19
603
私のパパは
小児科のお医者さん。
私はパパが勤める病院で
生まれる予定の
まだお腹の中の子供なの。
今日は
その予定日。
小児科医のパパは
とっても忙しい。
それでも、
何とかやりくりして
私が産まれるところに
立ち会いたいと
都合をつけてくれた。
私は
『パパのお仕事に
支障のない時間が
5
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603
「５回めのお産になりますが、３〜４分で陣痛がくるので、救急車で行ってもいいですか？」
しずかな早朝
助産師の私は、１本の電話を
産婦さんの家族から受けた。
電話のあいては、母親のよう。
電話口からは、なんとも言えない
切迫したものが感じられた。
（もしかしたら、生まれてしまうかも）→
11
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598
助産師の私が、夜勤のはじまりに。
担当する、産後のママたちのお部屋に、あいさつに行くと。
心地よい音楽を聴いて、ベッドに横になる。
なんだか、よゆうを感じさせる、ママさんがいた。
赤ちゃんを見ると、ママのベッドの横にある。
赤ちゃん専用のベッドで、スヤスヤと気持ちよさそうに寝ている→
7
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549
夏休み明けに
中学校で予定されている
性教育について
養護の教員と電話で
打ち合わせをした。
私は
『生徒さんに、性について
悩んでいることがあるか
アンケートをとってもらえますか？』
と聞くと
養護の教員は
「それは無理です」
と即答してきた。
「アンケートをするのであれば
10
35
521
この一件は
新人の私にとっては
とても衝撃的な出来事だった。
妊娠が分かっていながら
受診もせず
自分の都合で産んだ
赤ちゃんを
置き去りにするとは。
そんな母親がいて
良いのだろうか？
すべての子どもに
幸せになる権利がある
はずなのに。
ものすごく胸が痛んだ。
自分が当たりまえに
6
15
519
今回、助産師の私が
受け持ったMさんは
40歳を過ぎた初産婦さん。
ご主人は県外に
主張中のため
付きそいにきてくれたのは
70歳をすぎた母親だった。
母親は分娩室に入ると
「 もう孫の顔を見ることはない
とあきらめていましたよ。
まさか、このように
立ち会わせてもらえるなんて
嬉しいですね 」
6
40
518
陣痛がきて
入院してきたＭさんは
５回めの出産だった。
スムーズにお産が
進んでくることが
予測されたため
早めに分べん室に移った。
分べん台に上がった
Ｍさんは
「 フッー 」と静かに
深呼吸で痛みを逃した。
( ５回めのお産になると
さすがに慣れているな〜 )
と思っていたら
11
41
506
「娘が病院に行くと
体重のことばかり言われて
ストレスを抱えているようなので
ほかの病院に
変えさせてもらいます 」
怒りを含んだ電話が
産婦人科にかかってきた。
かけてきたのは
外来に来ている
妊婦のTさんの母親だと
わかった。
Ｔさんは
もともと細身の体型であったが
健診にくるたびに↓
12
34
498
実習に来ています。
特に助産師になる学生は
10例の分娩介助という
ノルマがあります。
今回も協力してくれる
産婦さんがいるからこそ
学べることを
痛感しました。
また学生とお産に付くことで
初心に戻る機会もいただきました。
最後まで
長文にお付き合いくださり
ありがとうこざいました。
7
13
491
「ご主人、早くー。」
助産師の私は
お産に立ち会うために来た
Ｍさんの夫を分娩室に招き入れた。
3回めのお産のＭさんは
しばらく分娩台で待っていた。
合流した夫に
「あれを出してね」
と指示していた。
夫は背中のリュックから
写真立てを取り出した。
その写真には
1人の女性が写っていた→
4
32
490
「今回は初乳だけ与えて、あとはミルクにしたいです」
助産師の私が、外来を担当していると。
ミルクを希望する、お産経験のあるママが来院した。
２人目なのに、特別な理由でもあるのかな？と思いたずねると、
「１人目の時に、おっぱいを吸われるのがイヤで、途中でやめたんです」と答える。→
16
70
491
「すみません、ちょっときてください。」
助産師の私に、深夜のナースコール。
「ミルクを飲ませたのに、寝てくれません。」
母子同室で
初めての赤ちゃん過とごす
新人ママのＹ子さんからだった。
お部屋に行くと
赤ちゃんは大泣きしていた。
その横でＹ子さんは、オロオロ立ち尽くしている。→
8
35
473
「どうして
学生さんを受け入れてくれるの
ですか？」
するとＴさんは
「前の病院でも
学生さんに付いてもらったんですけど
コロナ禍だったので
主人に立ち会いしてもらうことも
出来なかったから
ずっと傍にいてくれるし
孤独になることもなく
すごく心強かったんです」
と答えた。
私はお産を↓
1
10
459
「トラックで生活していたような
住所不定の
飛びこみ出産をした人だよ。
脱走することは
最初から
計画していたかもしれない。
怪しいな、と思って
見張っていたのに
まさか、逃げられるだなんて」
Ｍさんを担当していた
先輩は
悔しそうな表情で言った。
着ていた病衣は
ベッドに脱ぎすてられ
3
16
437
その後
警察が入ることになり
Ｍさんの現場検証がされた。
警察からは
「本人はトラックで
逃げてしまっているから
赤ちゃんを引き取りに
来ることはないでしょう。
彼女の家族と連絡を取って
赤ちゃんの行き先を
決めた方がいいと思います。」
と経験からくる
アドバイスをもらった。
1
14
435
産後のママの１ヶ月健診にて、助産師の私が外来担当していると。
バングラディッシュ出身のご夫婦が来院された。
「赤ちゃんの便が６日も出なくて、ミルクも飲んでくれません」
と赤ちゃんを心配した、パパが訴えた。
『それは、どんな様子なのですか？』
と私がくわしく、お話しを聞いていくと。→
8
54
431
「5回目のお産になりますが、3〜4分で陣痛がくるので、救急車で行ってもいいですか？」
静かな早朝、１本の電話が産婦さん家族からあった。
これはすぐに産まれるだろうと予測し、分娩室の準備をして、救急車のとう着を待った。
それから30分後、救急車はとう着。
ストレッチャーに寝ている→
12
59
421
「エコー写真で
見せてもらうより、
赤ちゃんが動いている
動画の方が
ぜったい良いですねー」
助産師の私が
担当する外来に
Aさんと一緒にきた
ご主人が口にした。
現在Aさんは
妊娠30週になる。
お腹も
だいぶ大きくなり
エコーでも
画面いっぱい映り
大きくなっている
様子が明らかだった。
9
32
422
『◯◯さん（私の名前）◯○市民病院にいましたよね？』
緊急に入院してきた患者さんを
対応していると
私の名札をじっーと見る
付きそいのお嫁さんらしき人が
助産師の私に声を掛けてきた。
びっくりした私は、
「はい。以前、そちらに勤めていましたけど、なぜ分かりましたか？」
とたずねた。→
10
35
417
通常は、一過性で
終わることが多いですが
カラダを休めてもらいながら
Ｔさんの気持ちも
癒されることを願います。
いつか
“ これで良かった “と
思える日がくるから。
今日も最後まで
長文を読んでくださり
ありがとうこざいました。
全国的に
真夏のような暑さですが
どうかご自愛ください。
7
11
415
「（私に向かって）助産師さん、8 年前もいましたよね。
声がそうだな〜、と思って。」
助産師の私が、検温に行くと
帝王切開が終わって、何日かたったママさんに、声をかけられた。
『いましたよ。どうして分かりましたか』と聞くと
「上の子が小さく産まれて
心配したんですけど、助産師さんから→
6
32
412
腰をマッサージしていた。
その一生懸命な姿に
私も学生時代の記憶が
よみがえってきた。
当時は
技術的なものは何もなくても
ただ目の前にいる産婦さんの
痛みが楽になるようにと
必死で腰をさすり
痛みが楽になる、と言うことを
ひたすら繰り返していた。
それは、祈るような気持ちで
もあった↓
1
10
398
病院での21時。
つぎの夜勤者に
仕事をバトンタッチすると
直ぐに電話がなった。
電話のお相手は
３回めのお産予定の
Ａさん。
ここしばらく
お産のない日が
続いていたので
久しぶりの分べんの電話だった。
おそらく
ナースステーションにいる
助産師すべてが
その電話のやり取りに
8
31
399
病院にて、助産師の私が夜勤をしていたところ。
初めて我が子と過ごすママから、何度もナースコールがあった。
「ミルクを飲ませましたけど、全く寝てくれません。」
全く寝る気のない赤ちゃんを前に、ママは困り、疲れ果てていた。
生まれて間もない赤ちゃんは、夜行性。
おっぱいやミルクを→
13
54
397
担当する予定の学生と
目を合わせニコっとし
Ｔさんの受け入れを喜んだ。
学生には
『今回、ご主人も初めて
立ち会うことになるから
出来るだけご主人にも
参加してもらえるようにしてね』
とお願いした。
担当する学生は
Ｔさんの要望に答えるように
陣痛がきた時には
痛みの場所を本人に確認し↓
1
7
388
原因は
きつく赤ちゃんの首に巻かれた
へその緒のためと思われた。
Ｔさんは急な事態にも関わらず
「今回も学生さんについてもらって
良かったです」
とお産を終えて安心し
涙していた。
また、初めてわが子の誕生に
立ち会ったご主人も感動で
泣いていた。
１年を通して
看護学生や助産師学生が↓
1
8
386
ここは、夜中の分べん室。
助産師の私は
だいぶお産が進んだきた
初産婦のＹさんの
経過を見ていた。
分べん室に入れたものの
急にお産が
進まなくなってしまった。
先ほどまで
１〜２分おきにきていた陣痛が
３〜４分に伸びてしてきている。
( ちょっと、分べん室への移動が
早かったかな )
「
15
42
387
シーンと静まりかえる
深夜のナースステーション。
救急外来の受付から
電話があった。
「 コトバが通じない
当院かかりつけの妊婦さんがきて
かなり痛そうにしています 」
その妊婦さんの
なまえとIDからカルテを開くと
３回めのお産で
ブラジル出身のＫさんだった。
(
9
31
381
9時15分。
「おめでとうございます」
という学生さんの声。
『ふぎゃあ〜』
私はこの世に産まれた。
パパの声が聞こえてくる。
「おい、さすがは医者の娘だな。
これで手術に間に合うよ」
「本当に、親孝行な子だわ」
ふたりが嬉しそうに会話していた。
『ふぎゃあ。ふぎゃあ〜』
(
4
8
372
気づくと
私も学生さんと一緒に
呼吸法を行い
Ｔさんのカラダをさすっていた。
（ そう、そう。
この産婦さんと赤ちゃんとの一体感が大好きだったんだ〜 )
お産はその後、順調に進んでいったが
最後は思いがけず
赤ちゃんの心拍数が下がり
急いで出すために
吸引分娩になった。
心拍数の下がった↓
1
8
368
そこには
授乳をしている
Ｋさんの姿があった。
( あれだけ強い
ミルクの希望があったのに
母乳をあげても大丈夫なのかな？ )
私はＫさんに
『赤ちゃんに母乳をあげても
大丈夫なんですか？』
と聞くと
「今回は大丈夫みたいです。
気分が悪くなるようなことは
ありません」
と笑顔で答えた。
5
44
365
深夜0時すぎ
病院での夜勤中。
助産師の私が
エプロンにゴーグル姿で
オシッコ処理の
バケツを持って
廊下を歩いていたところ
面会ルームの暗がりから
「ともセンセー」
と私を呼ぶ声がした。
( えっ、だれ?? )
声のする方に行くと
哺乳ビンを持った女性が
ニコニコしながら
待っていた。
6
27
357
看護学生の実習初日、16年振りの出産となる経産婦さんが分娩見学を許可してくれました。今回は男性の学生さんいましたが、男の子も良いし、人数も何人でも良いから、と。なかなか実習中のお産は少なく、チャンスを逃すと分娩を見ることが出来ません。そこで、学生6名、全員で入らせて戴くことに。→
12
46
344
「 なかなか
２人めが出来ないんだけど
どうしたらいいかな？
不妊治療まで
したくないんだけど
自然に出来ないかな
と思って るんだ 」
助産師の私が
近所のママ友達から
相談を受けた。
『 もし良かったら
ひと月、基礎体温をつけて
見せてくれるかな？ 』
と私。
彼女とは
11
28
349
「赤ちゃんに
おっぱいを吸われるのがツラくて
トラウマになりそうです」
産後5日めのAさんが
困った面持ちで
助産師の私に言った。
Aさんのおっぱいは
全体に張りがつよいため
赤ちゃんが授乳のたびに
浅飲みになってしまい
苦痛を感じていたようだった。
それでも
私が２日前に比べたら
10
30
347
「赤ちゃんに
ミルクを飲ませましたけど
全く寝てくれません」
助産師の私が夜勤をしていると
初めて
わが子と過ごすママから
何度もナースコールがあった。
お部屋に行くと
目がギラギラして寝る気配のない
赤ちゃんを前に
ママは困った顔で
疲れ果てていた。
生まれて間もない赤ちゃんは
夜行性。
7
31
347
「今年は、○○さん（私の名前）が取り上げた学生がいますよ」
助産師の私が、看護学校へ講義に行くと。
ひかえ室にお茶を用意した教員が、ニコニコしながら、私に言った。
『えっ、そうなんですか』
とびっくりすると。
「母子手帳を持ってくる授業があって、○○さんの（私の）旧姓に気付いた教員→
11
44
346
まだまだ
あまり知られていない
「ディーマー」ですが
これから
赤ちゃんを迎えるような方が
おりましたら
シェアして戴けると嬉しいです。
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。
こちらでは
お産の現場で感じたこと
産前・産後のママへの
応援メッセージを
投稿しています。
8
42
339
���赤ちゃんに
ミルクを飲ませましたけど
全く寝てくれません」
母子同室をしている
Ａさんから
夜中に何度も
ナースコールがあった。
お部屋に行くと
目がギラギラして
眠る気配のない赤ちゃんを前に
Ａさんはオロオロしていた。
( この様子を見るかぎり
日中はぐっすり寝ていたんだろうな )
3
27
335
病院にて
この日も助産師の私は
夜中にお産を担当していた。
子宮口が開き
初めてのお産するＹさんを
分べん室に入れたものの
お産が進まなくなっていた。
先ほどまで
１〜２分おきだった 陣痛が
３〜４分おきに間のびしていた。
Ｙさんは
「昨日の夜から痛みが始まって
ひと晩寝ていません」
6
34
328
知っていましたか？
赤ちゃんが生まれてくる直前に、
眠りのプレゼントがあるということを。
ここは 、病院。
助産師の私は、夜中のお産にとりかかっていた。
子宮口が開いた、初産婦のＹ子さんを分娩室に入れたところ。
お産が、進まなくなってしまっ��。
先ほどまで→
9
38
323
→「そういえば、
いつも私が寝ようと思うと
お腹の赤ちゃんが動いて
寝つけなかったですね。」
とママさんは答えた。
お産後
多くのママは
睡眠不足に悩まされますが
これが胎児のリズムなのです。
私はママさんに
『お産後しばらくは
自分のことと、赤ちゃんのことに
専念してください。→
2
12
317
5日がかりでお産したＹ子さん。
助産師の私が、夕方の検温に行くと
お産の時の出血も多かったようで
今ひとつ顔色もさえない。
何となく気になり
『昨夜は、やすめましたか？』
と聞くと、
Ｙ子さんは
「お産当日の夜は
疲れていても、カラダが興奮して思うように寝られなかったです。」と言う→
4
31
319
→赤ちゃんのリズムに
合わせ続けると
家族みんなで
寝不足だったり
昼と夜が逆の生活になってしまうので
お気をつけください。
長文になりましたが、
最後までお読みくださり
ありがとうこざいます。
3
8
318
辛いお産の後に起きやすい
マタニティブルー。
それを予防する取り取り組みを
知って欲しくて書きました。
Aさんのように
問題ない方もいれば、
辛くなってしまうケースも
あるので
今後も
私たち産科の関係者は
ママと赤ちゃんの
サポートをしていきたいと
思います。
今日も長文を
4
11
315
「前回は
コ○ナで立ち会えなかったけど
今回は自分の子だから
生まれてくる所を見届けないと
と思って立ち会います。」
と陣痛が始まったＡさんと
一緒にきたご主人のOさんが言った。
１人めの出産に
立ち会うことのできなかった
Oさんの今回の期待感は
凄いものであった。
一方、Ａさんは→
3
26
311
→『お昼寝することは
なかなか難しいかもしれないけど
赤ちゃんに合わせて
ママも寝ることも
入院中のトレーニングなんですよ。』
と伝えた。
ママの体力が回復したら
明るくなったらカーテンを開け
暗くなったら電気を消す
といった生活リズムを
くり返し行ない
大人の生活習慣を覚えさせます→
1
10
309
病院での
ある日の昼下がり。
助産師の私とＫさんは
会議に使える
パソコンのある
部屋を探していた。
そこで
私が見つけた場所は、
分娩室だった。
ここはちょっとした
特別な空間であり
静かなプライベートな
場所でもあった。
その日の私は、毎日の激務で
とても疲れていた。
4
25
312
これは、私の出産のエピソード。
早朝、4時30分頃。
「そろそろ来てくれると嬉しいけど、そんなに慌てなくても良いよ」と、
痛みの合間に、わざわざ余裕を感じさせて、主人に電話をした。
しかし、主人は待てど暮らせどこない。
痛みはどんどん増し、ベッドに横になっていられず、ベッドから降りて→
10
53
305
５日がかりで
お産したＭ子さん。
助産師の私が
夕方
お部屋にうかがうと
お産の出血も多かったようで
顔色もさえない。
私は
何となく気になり
『昨夜は休めましたか？』
と聞くと、
「お産した夜は
カラダが疲れていても
気持ちが高ぶっていて
思うように眠れませんでした。」
と言う。
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「 昨日から
赤ちゃんのウンチが
１日に１回しか
出ていませんけど
大丈夫ですか？」
ある日の夕方
産後のＹさんから
病院に
相談の電話があった。
（ 全くウンチが出てない
わけではないから
問題なさそうだけど
なぜ電話をしてきたのかな？ )
と思い
私はＹさんに
『赤ちゃんは
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一般的に女性は、赤ちゃんにおっぱいを吸われることで。
オキシトシンが分泌され、幸せを感じます。
だけど、不快感を感じる方もいるため。
自分を責めたり、１人で悩まないでください。
赤ちゃんにとっては、ママの笑顔が１番の幸せです。
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だから今回は
初乳をあげたら
早めにミルクに切り替えようと
思っています」
と答えた。
それは
「ディーマー」という
母乳が出る時に起きる
気分が悪くなったり
イライラしたりする症状だった。
そうであれば
もちろんＫさんに無理に
させることは出来ない。
Ｋさんのお産後
改めて授乳に対する
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夜勤のはじまり。
助産師の私が
受け持ちする
産後のＡさんのお部屋に
に行くと。
Ａさんは
なんだか癒される
心地よい音楽を聴いて
ベッドに横になっていた。
このお部屋だけは
他のお部屋と違い
リゾート地に来たような
リラックスした
そんな雰囲気だった
そばにいる赤ちゃんも
スヤスヤと
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一見、妊婦さんは幸せそうに見えますが、実はそうでもありません。妊娠初期にはつわりを乗り越え、落ち着いた頃には、切迫流産や切迫早産の心配があります。そして、腰痛や恥骨痛等のマイナートラブルも。わが子を胸に抱く日までは、ドキドキは続いています。ママの心配や不安も分かってほしいな。
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妊婦検診にきた
ふたご妊娠中のＭさん。
（初めてお会いするが、ニコニコしていて感じが良い）
今日は、妊娠中のEPDS
（うつ病のスクリーニングテスト）
をする日だった。
その質問に答えてもらうと
１か所だけ気になるところがあった。
助産師の私は
Ｍさんが書いた用紙を見せながら→
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産後、2日目の初産婦さん。
誘発分娩の為、お産に5日間掛かり、出血も多かった為に、顔は真っ白。
お産当日は疲労していても、身体が興奮して、なかなか寝られなかったようです。
その為、産後１日目の夜は、赤ちゃんを朝まで預かり、ママを休ませてあげることにしました。
翌朝のママの反応は？→
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「今夜、赤ちゃんを預かってもらえますか？」
帝王切開後のママが、夕方の訪室時、申し訳なさそうにお願いしてきた。
『どうかなさいましたか？』
と理由を聞くと、
「昨日、赤ちゃんがなかなか寝てくれなくて、頭が痛いんです。」
と辛そうに訴える。
昼間の勤務者からは、直接授乳することが難しく→
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赤ちゃんは
次に泣くまで預かるかるね』
と部屋をあとにした。
産後３〜５日くらいは
ホルモンの影響で
マタニティーブルーといって
気分が変わりやすく
涙もろくなったりすることが
あります。
特に彼女のように
思いがけないような
お産だった場合は
マタニティーブルーに
なることが多いです↓
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コロナの前後では
年間の分べん件数が
200〜300件くらい
減ってしまっているが
これはうちの病院に
限ったことではない。
1人の女性が生涯で
子どもを生む数も
1.2と激減している。
東京においては、
0.9と1を下回っている
現状である。
本当の意味で
女性が安心して
妊娠・出産・子育てが
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知っていますか？
お産の前には眠りの神様が
くるということ。
この日も助産師の私は
夜中のお産にとりかかっていた。
子宮口が開いた
初産婦のＹ子さんを
分べん室に入れたものの
お産が進まなくなっていた。
先ほどまで
１〜２分おきだった 陣痛も
３〜４分おきに間のびしている。
Ｙ子さんは→
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「◯◯さんって、◯○市民病院にいましたよね？」
私の名札を見て、入院患者さんに付き添ってきたお嫁さんが、声を掛けてきた。
私は「はい。以前、そちらに勤務していましたけど、何で分かりましたか？」と、びっくりして尋ねると、
「聴いたことのある声だな〜、と思って。15年前に、多分うちの子→
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→主人はようやく
6時過ぎにやってきた。
待ちくたびれて、イラッと
「何で、
こんなに時間がかかったの？」
と聞く私に。
主人は
「え。まずは腹ごしらえしないと
いけないと思ってさ、
吉野家によってきたよ。」と
悪びれる様子もなく答えたため
私は痛みがくる中
つぎの言葉を失った。→
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→教えていることも
自分のお産で
試すことも出来た。
痛みに耐えて出産する
お母さんと呼ばれる
全ての人や動物たちのことを
心からリスペクトできた
貴重な体験になったと思う。
あとから思うと、
主人の到着が
遅かったことが幸いして
「陣痛を味わいたい」
という自分の願いを叶えていた。→
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「胎動が１時間以上つづくのですけど大丈夫ですか？」
先日 、外来に来ていた
妊娠28週（８ヶ月）のＭさんから
助産師の私に質問があった。
私はＭさんに
『 お腹の赤ちゃんは
20分ごとのサイクルで
寝たり、起きたりしているので
たまたま元気に
動きつづけていのでしょうね。』
と 答えた 。→
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「もう立ち会いじゃなくて
良いです。」
今回、里帰りで
初めてのお産に挑んだAさん。
入院時
となりの県に住む
立ち会い分娩を望むご主人に
病院に向うように
連絡していた。
Ａさんは若いだけに
お産の経過は
みるみると進んでいった。
助産師の私は
Ａさんのご主人に変わり
彼女の腰を��すり→
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今でもそれを聴かせると、よく寝てくれますよ。」
と自信ありげに答えた。
私は興味深く、
『どんな音楽が、良いんですか？』と聞くと。
「みずの音・お休み・ディズニー、で検索してみてください」とニコニコしながら、教えてくれた。
実はわが子は、寝かしつけに、
１時間以上は掛かっていた→
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「もう孫を見ることは出来ない
とあきらめていましたよ」
そう言って
急きょ、娘さん ( 以下、Ｍさん ) の
お産に立ち会うことになった
70歳を過ぎたお母さん。
Mさんと一緒に分べん室に入り
横になるＭさんの
腰をさすりながら
自らのお産を
助産師の私に語り出した。
「私はものすごくお産が楽↓
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ズバリ言います。出産を終えた女性は、誰よりも美しい♡出産後はオキシトシンが全開になり、多幸感に満たされ輝きます。そして、出産という大仕事を終え、達成感と充実感でいっぱいに。生みの苦しみの後には、このような感情が味わえます。実はこの時間を一緒に過ごすのが、私の楽しみの一つなのです♪
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「とも先生
８年前も、こちらの病院に
いましたよね？
聞き覚えのある声がするな～
と思って」
夕方の検温に行くと
私の名札をじっーと見て
声をかけてくる
産後のママさんがいた。
私は
『どうして、分かりましたか？』
と聞くと
「うえの子が小さく
産まれたので
すごく不安で
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15分後、いきむことなく、赤ちゃんは無事に産まれた。
5回目のお産にも関わらず、ママが冷静でいてくれたこと、赤ちゃんが病院のとう着まで待っていてくれたことに感謝したエピソードでもあった。
但し、お産の時の救急車の利用は好ましくないため、出産経験のある方は早めに対応して戴きたいです
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知ってほしいな。近年、精神疾患をお持ちの妊婦さんが増えています。先日は、13歳から適応障害のあるママを担当。協力者のご主人にも、夫婦で母児同室を体験してもらう。ママの精神の安定が、赤ちゃんの幸せに繋がります。育児のサポートだけでなく、睡眠・食事など日常を整えてあげることも大事です。
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今日のポストは
産後間もない方には
ご遠慮いただけると幸いです。
病院の外来にて
助産師の私が
外来にてAさんの
指導を担当していた。
２人めの妊娠を
とても喜んでいたAさんに
「 今なにか、心配なことはありますか？ 」
とたずねると
Aさんは
「 実は、うえの子の
産後１ヶ月くらいは
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→自然分娩の痛みは
憧れでもあった。
そのため、主人の
思いがけない行動のおかげで
痛みを充分に味わわせてもらえた。
これは１人だったからこそ
必死に痛みと向き合えた。
どうしたら痛みが楽になるのかと、
柵につかまったり
動いてみたり
深呼吸したり
助産師として、日ごろ妊婦さんに→
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今回は不思議と
私が手を当てながらも
Ｍさんのお母様が赤ちゃんを取り上げたような そんな感覚を覚えた。
それは私にとっても、心が満たされる幸せな時間だった。
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再びたずねると
彼女から涙が溢れだした。
『ご主人とケンカでもした？』
と聞くと、クビを横にふる。
『もしかして、看護師さんに
何か言われたのかな？』
と聞いても、クビを横にふる。
しばらく黙って
Ｔさんの傍にいると
「食事をしていたら急に
いろいろと思い出しました」
と話し出した。↓
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「世の中に、こんなに可愛いものがあるとは思いませんでした。」初めて我が子を抱っこしたパパのご感想。女性は出産や授乳によって、オキシトシンが出ますが、実は男性も同様に分泌されるの。オキシトシンは「幸せホンモン」と言われ、情緒を安定させる効果も。ぜひ子育て中のパパは、積極的な抱っこを
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「痛みで
メンタル的に弱っているので
痛くないようにお願いします」
と辛そうに頼んできた。
そんな弱っているＡさんに
助産師の私ができることは
『大丈夫だからね～』
と彼女の横にいて
その手を
しっかり握ることだった。
自然にはがれない胎盤を
最終的にドクターは、
手ではがすことにした。
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→しかし、本当に
待てど暮らせど主人はこない。
どんどん腰やお腹が痛くなり
横になってはいられず
ベッドから降りて
柵につかまり
フーｯ、フーｯと痛みを吐き出すように
ひとり深呼吸で耐えていた。
もはや
2度目の電話をする余裕もなく
ひたすら主人が来るのを
待ち続けた2時間近く。→
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『痛いよね。辛いよね。
もう少しで終わるからね』
お産が終わった後、
普通なら
胎盤が自然とでてくるので
誰もが体験する訳ではない。
でも、
赤ちゃんに産まれたあとに
用のなくなった体盤が
身体に残ってしまうと
大出血などの危険がある。
だから仕方がないのだけれど
この処置の痛みは
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→( 確かに
あわてなくて良いと言ったのは
私だったけど
ホントに真に受けるだなんて )
それから間もなくお産が進み
分娩室に移動した。
腹ごしらえしてきた主人に
出番などはなく
次女はすんなり産まれた。
そんな思いもしないお産だったが
１人めのお産が
帝王切開だった私にとっては→
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こうして、ママは自信をつけていく。
赤ちゃんを預かるのは簡単であるが、ママがお家に帰って困らないように実践力をつけてあげるのが入院中の目的でもある。
時には、優しく教え。
時には、ママに任せ、見守っていく。
子育てをスタートしたばかりのママさんとの真夜中の病室での、ひとコマでした。
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病院の産婦人科外来にて、私が妊婦さんの指導を担当していたある日。
育児休暇中の教員をしているママさんが、２人めの妊娠をとても喜んでいた。
「今回の妊娠で、心配なことはありますか？」とたずねると。
『うえの子の産後１ヶ月くらいは、昼も夜も眠れなかったんです』と答える。
そこで→
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