みなさんは「和本」を見たり、触ったりしたことはありますか？ 和本とは、和紙を糸で綴じるなど日本古来の装訂で作られた冊子です。近年、和本の電子化が活発に進められており、「東海国立大学機構学術デジタルアーカイブ」でも多くの和本の”中身”を公開しています。こうした和本の中の情報が、最新科学に役立つのではないかと注目されているそうです。 そこで、「和本」「デジタルアーカイブ」「最新科学」をキーワード...

宇宙から地球へ落ちてくる、”隕石”。 見た目はごくふつうの岩石と大差ありませんが、その内部には、地球上の石とは少し違う物語が宿っています。 隕石の多くには「コンドリュール」と呼ばれる、小さな丸い粒子がぎゅっと詰まっているんだそうです。 「でも、このコンドリュールがいつ、どうやってできたのかは未だに謎に包まれています。」 そう話すのは名古屋大学の城野  信一さん（環境学研究科 准教授）。 城野 ...

「DNAは生命の設計図」とよく言われますが、実はとても長い“ひも”のようなもの。人の１つの細胞のDNAは、なんと1メートルにもなるんだとか…長く、絡まりやすい、大きなDNAをそのままとらえるのはとても難しく、生命研究者にとって長年の課題です。 「大きなDNAのサイズを分析するには数日かかっていました。それを今回60秒できる新しい手法を開発しました。」 そう話すのは名古屋大学の伊藤 ...

AIやメタバースが浸透し、もう一人の自分を画面の向こうに持てるようになった私たち。その延長上に、どんな社会が待っているのでしょうか。 例えばもし、こんな事件が起こったら… 量子重ね合わせ事件簿──ヤスダ・ヒデオの場合 （北口雅暁さんの原作をもとに、要点のみを短く再構成しています） 時は西暦2220年代。人は量子コンピューター上に作られたVR空間で暮らせる時代になった。 ヤスダ・ヒデオは、そん...

2025年10月10日（金）に第121回名大カフェ「皆既日蝕の記録から見える太陽と地球の変動」を開催しました🧐。今回は特別回！松坂屋名古屋店 本館8階 屋上遊園にて30名の参加者の皆様にて開催致しました。 陽が落ちた屋上遊園でイベント開催です。 2025年3月リニューアル後夜の屋上遊園で催されるのは、実はこれが初めてのこと。 「松坂屋」の真紅の文字がひときわ鮮やかに輝きを放ちます。...