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帰り際にカネコアヤノさんが近くにいらっしゃったから話しかけたんだけれど、その瞬間に頭が真っ白になって、もう次の言葉が出てこなかった。
「いつも聴いてます」すら言えず、ただただお辞儀だけして終わった。あぁ、穴があったら入りてぇ。向こうからしたら恐怖体験すぎるよ。ごめんなさい〜
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カネコアヤノ@神奈川県立音楽堂
完全生音とのことで、どれ程聴こえるのか不安だったけれど、むしろ細部まで味わえるライブだった。
魂から耳を傾ける過程のなかで聴こえてくるのは、声の掠れや震え、足踏み、弦の揺らぎ。カネコアヤノさんの音楽や感情に素手で触れたような感覚だった。
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カネコアヤノさんの音楽を聴いてるとき、こんな表情になるのは万国共通なんだ。
どんな人も、みんな生きているものね。
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天下一舞踏会に向けて、KID FRESINOさんの曲を聴きこんでいるんだけど、『come get me』って『とがる』から引用してる部分あるのね。
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最後の曲が終わった後、文字通り万雷のような拍手で搔き消されたカネコアヤノさんの言葉を聴くために、皆さんがスッと拍手をやめた瞬間は本当に愛おしかった。
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踊ってばかりの国@日比谷野音
彼らの音楽を聴いていると、「あぁ、この人たちは、音楽が人を救う力をもつと本気で信じてるんだ」と感じる。そして、まんまと救われてしまった人たちが約3000。
下津さんが『ロックンロール』の歌詞を歌ったのは幻覚じゃないですよね？
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カネコアヤノ×くるり@渋谷 CLUB QUATTRO
やっぱり、カネコアヤノさんもくるりもロックンロールなんだな。ジャンルとして括りたいわけではなく、心の震え方として。
岸田さんが「カネコアヤノに負けてられないからね」と言った時、今日ここに来て間違いじゃなかったと感じた。
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カネコアヤノさん、誕生日おめでとう！！🎂
最近、僕は10年後、20年後もあなたの音楽を愛しているだろうか、とふと考えたりします。
未来のことなんて分からないけれど、今のこの気持ちはきっと宝物だろうし、あなたの音楽と一緒に歳をとっていけることは間違いなくとても贅沢なこと🐈️
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カネコアヤノ@ Zepp Yokohama
禁断症状で日常生活に支障をきたしていたタイミングでのライブ。演奏やアレンジのことは分からないけれど、きっと今日のことを何度も思い出すだろうライブになった。
余計なお世話だけど、これからツアー参戦する方はできるだけセトリ見ないで！
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坂本慎太郎×カネコアヤノ@ Zepp Haneda
今の僕にとって、カネコアヤノさんは眼前に生々しさを突きつける剛の音楽で、坂本慎太郎さんは自分の中から心象風景を取り出す柔の音楽だった。
こんなにも、心と身体が自然に動く音楽があるんですね。
とりあえず、今日のMVPビックリチキンに拍手👏
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金延幸子（OA：カネコアヤノ）@晴れ豆
御年75歳の金延幸子さんがあまりにもパワフルすぎて圧倒された。出口の見えない日々だけれど、とりあえず格好良いおじいちゃんを目指して75歳までは生きてみようかしら。
カネコアヤノさんをきっかけに、好きな音楽が増えていく。見える景色も変わっていくね。
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GOFISH 石橋英子 カネコアヤノ@ Spotify O-EAST
カネコアヤノさんは、最近のライブでちょくちょく新曲を演奏するけれど、自分にとって素敵な曲ばかり。ひとところに留まらず輝かしい音楽を作り続けるカネコアヤノさんはもちろん最高だし、彼女に出会えた自分はラッキーピーポーだなと。
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山本精一×カネコアヤノ@晴れ豆
カネコアヤノさん演奏時は後方にいたので、思いきって目を閉じると『月明かり』のベースラインのかっこよさに気づいた。
山本精一さんたちは、曲や演奏の成熟度が段違い。良い歳のとり方をしたギターみたく、音楽全体にほどよく枯れた甘みと荒々しさがあった。
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『タオルケットは穏やかな』をライブで聴いて、どう歌うかまで考えて作詞した曲なんじゃないかと感じた。特にサビ前からは
雲は厚い(i～i)いいんだよ分からないまま(a～a)曖昧な愛(i〜i)家々の窓には
と文節の境目が同じ母音になるようになっていて、カネコ氏のロングトーンを余すとこなく味わえる。
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あまりにもキュートな青葉市子様。
市子様の投稿を見ていると、彼女は世界の煌めきを見いだす才能に溢れているんだなと思う。僕のような凡夫でも、彼女を通してこの世界を美しく感じることができる。
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カネコアヤノ@ Billboard Live東京
横浜と東京の計4公演に行ったけれど、どの公演も新しい発見があった。
ところで、クルミは種をリスに遠くへ運んでもらうために、丸くて固いシワシワの殻になったらしい。全てのことに理由があるのだ。
1人では食べきれないナッツを、持て余しながら考えてたこと。
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いや、普段はこんなタイプじゃないのよ。店員さんにオススメ聞いたり、迷子の外国人に道案内したり、見知らぬ人とも話せるはずなんだけど。
自分の中でカネコアヤノさんの存在が大きすぎて、一瞬でパニック。どうか笑ってくれ。Twitterで供養させてくれ。
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カネコアヤノ@ Billboard Live 横浜
音楽に惹き寄せられて、授業中ふざ合う中学生みたく、みんな横向きに椅子から身を乗り出していた。
カネコアヤノさんが掻き鳴らすギターについた、ピックの傷跡が音楽の形なのかもしれない。
至近距離すぎて恥ずかしかったから、コンタクト外して行くべきだった。
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『わかりやすい愛 丈夫なからだ』、素敵なアレンジで聴けて良かった。本当に大切な曲。
あなたが、お気に入りのTシャツを穴が空くまで着るように、僕はあなたの音楽をレコードが擦りきれるまで聴いていたいよ。
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天下一舞踏会@ LIQUIDROOM
フレシノさんが『家族の風景』を歌ったときには、「え、ハナレグミ！？」と思ったけど周啓さんが出てきて笑った。
心臓を蹴飛ばすバスドラム、一瞬先すら読めない展開、演者と観客の熱、これがライブ！
「ライブモチベが～」とか言うておりましたが、全部吹き飛びました。
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カネコアヤノさん、僕を臨時コーラスとして雇ってくれないかな。
「さよーならあなた」のｳｰﾜｯｳｰﾜｯとか、「天使とスーパーカー」のﾍﾞｲﾍﾞﾍﾞｲﾍﾞとか、けっこう上手くやれると思うのだけど。
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Wind Paradeと一緒に夏が終わった。最高気温が30℃をこえようと、明日からは秋。炭酸の抜けたコーラみたいに、一番大切な何かが欠けた感覚。
とりあえず次のカネコアヤノさんのライブまでは、なんとか生き抜いてみようか。
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カネコアヤノさんが、観客を睨むような目付きをしているときは、僕も負けじと睨み返すようにしている。
(文字に起こすと完全に不審者)
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カネコアヤノさんが「音楽たのし～！」って言えてれば良いのよ、とりあえずは。戦争も、地球温暖化も、明日の会議も、こっからなんとかしていこ🐈️
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カネコアヤノ@埼玉会館
後方から徐々に席が埋まっていくのを眺めて、客層が多様だなと感じる。年齢も性別も服装も、多分これまでの人生も、全く異なる人たち。傾向といえば、カラーよりもパーマ派が、京王線よりも中央線沿いに住んでいる人、多そうということくらい。
多くの人に必要とされる音楽。
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ラ��ブの時、ウキウキのオシャレをしてくる人も、律儀にグッズを着てくる人も、仕事や学校帰りの格好でくる人も、みんな好き。
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青葉市子@ヤマハホール
大切な人に向けて歌う『路標』は、踏みしめる場所の正しさを一歩ずつ確かめるようで、手探りの愛みたいなものを感じた。
衣装のせいか、なんだか青葉市子さんが天使��見えた。どこかの神様が、ステージの上だけ、その正体を明かすことを許したみたいに。
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ずいぶん前に友人だった人が、「青春というのは、いつか終わると分かりながら、ずっと続くかのように振る舞っている時間のことだよ」と言っていたのを思い出した。特に他意はない。
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「兎眼(とがん)」という病気・症状がある。神経の麻痺などで瞼が閉じれなくなり、目が乾いたり傷ついたりする、というもの。
『気分』を聴きながら、僕にとっての「うさぎの瞳」というのは、悲しみや苦しみから目を背けられずに傷ついて涙も乾いた状態、なのかもなと思ったり。
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2024年に入ってから、なんとなくライブモチベが上がりきらない。
行きたいライブはたくさんあるけれど、いざ「チケット買うぞ！」という段になると逡巡してしまう。ある程度のペースで行き始めたら戻ると思うんだけど。カネコアヤノさんのツアーとか発表されないかなぁ。
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小山田壮平@ NAGANO CLUB JUNK BOX
あまりアーティストを不健全に神格化したくはないけれど、やっぱり小山田さんの声にはある種の魔法が宿っていると思う。「楽園なんてあるわけない」と歌うあなたが、この夜を定員400人の楽園に変えてくれた。
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ところで、テライショウタさんの「話すのが苦手だから、音楽を作ってる。何でもできる人間じゃないですけど、でもここには立ててるんで」という言葉には痺れた。
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青葉市子@さくらホール
「今日私が歌うものを、皆さん自身の歌にして帰ってください。それぞれの思い出と重ね合わせて宝物になれば良いな」と言ってくれたおかげで、安心して音楽の世界に没頭することができた。
「どうか健やかな日々を」と唄う青葉市子さんの音楽は、きっと古代の祈りに似ている。
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『さびしくない』はライブで聴いた日から、頭の中をリフレインしてた。聴くたびに泣きそうになるのは、僕だけじゃないよね？
『ラッキー』は歳月を重ねるごとに、自分の中で育っていく曲なんじゃないかな。ここの歌詞が本当に好き。
無理ない範囲で君の隣にいたいだけ
どれだけ痛みを分け合えるか
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ラブシャで近くにいた方が、カネコアヤノを知らない友人？に、林さんを「顔でギターを弾く人」と紹介してた。その友人は、「歯ギターってこと？」という至極真っ当な勘違いをしていたのだけれど、しばらく聞かないうちに「ギターと一体化してるってことね」という鋭い真理に到達してた。
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『ビューティフル』は全歌詞好きなんだけど、最近は特に「私は私より私と呼ぶべきガールと恋に落ち」という部分が気に入っている。なんという盲目的で切実な感情。
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青葉市子@本屋B&B（朗読＆即興演奏）
そこが下北沢だということも忘れ、あたかも"アダンの島"にいるような心地。こんな至近距離で市子様を拝むことはなかなかないと分かっていつつも、目を閉じてアダンの風に思いを馳せずにはいられなかった。
衣擦れも咳払いも、その時だけはきっと自然の音だった。
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もし自分の好きな音楽やその周辺がバカにされても、できるだけ愛で返したい。「こんな音楽聴くやつはカス」と言われれば、「カスでも掃き溜めから掬い上げてくれる音楽。大好き！」と返す。
きっとそれが自分の「好き」を守るし、好きな音楽をもっと偉大にしてくれるはず。
とはいえ、超ムカつく。
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「恋しい日々(高速ver.)」の動画、自分はもちろん、他のファンの方々やカネコアヤノさんも加藤修平さんも、画面に映るすべての人が「楽しくてたまらない」という空気を纏っていて、何度見てもニヤけてしまう。
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MONO NO AWARE
@Billboard
Live Tokyo
「MONO NO AWARE」という名前がこんなに似合うバンドはいないんじゃないかというほど、音と言葉の響きで遊び倒していた。
最後に後ろのカーテンが開いて、六本木の街を背に「東京」が始まったときには鳥肌が止まらなかった。
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柳原陽一郎×小山田壮平 @ duo MUSIC EXCHANGE
柳原さんが、今年旅立った方々を想いながら演奏した『生きなっせ』 （熊本弁で「どうか生きてください」）の最後に、KANさんの『愛は勝つ』をワンフレーズ歌っていた。
人生は、宝物を見つけ出す過程なのか失う過程なのか、今の自分にはまだ分からない。
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今年のライブの多くがそうだったように、2023年はこの曲で終わらせようかな。
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浮 × SADFRANK @ 渋谷La.mama
浮さんの演奏を聴くのは初めてだったけれど、懐かしいような、子どもに戻ってあらゆることを体験しなおしているいるような感覚になった。浮さんが歌う、空や友人の死に相対したときの感情と似たものを、僕は彼女の音楽に感じたように思う。自分の手のひらよりもずっと
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うおおおおお！！！！
💐new songs💐
4.17.2024 digital release
『ラッキー/さびしくない』
musicians:
Ayano Kaneko
Hirotoshi Hayashi
Takuya Iizuka
Hikari Sakashita
recording&mix engineer:Yasumasa Hamano
mastering engineer:Soichiro Nakamura
illustration:beco+81
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WIND PARADEでカネコアヤノさんが弾いてた白いミニピアノ、前に観たときは本村さんが弾いてたな、とか下らないことばかり考えてしまう。
次はもう少し狭い部屋に引っ越そうかしら。
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カネコ×くるりで、手を真っ直ぐ上に挙げれるように、今週は積徳生活。
もっと正しく生きたいね。「人にやさしく」を聴く朝。
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ライブ当日はそのアーティストの曲を聴かないようにしてるんだけど、これだけは我慢できずに聴いてしまった👜
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喫煙者ではないけれど、タバコを吸いたい気持ちは分からなくない。生活していると、酸素じゃ届かない胸の奥深くまで、息を吸い込みたい瞬間がたしかにある。
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「ねえ ミルク」と唄うカネコアヤノさんに結婚を前提とした真剣交際を申し込んで玉砕したかったし、「冷たいレモンと炭酸のやつ！」と手を上げたまま、みんなで横断歩道を渡って打ち上げ会場に向かいたかった。
何が言いたいかというと、石狩はもう朝です。
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ちなみに、僕の叔父は村上春樹過激派で、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』より後の作品は認めてない。となると、正統な村上春樹作品は長編小説だと四つしかないし、当然『ノルウェイの森』も含まれない。叔父曰く、手書きからワープロに変わったことで、文体も変わってしまったらしい。
この年末年始で、4年ぶりに『ノルウェイの森』を読んだ。4年前と同じように、主人公と恋人の直子、あるいはキズキやレイコさんも含めた4人の主要人物は、最後まで自分の中で焦点を結ばないままで終わってしまう。むしろ、僕の心を捉えたのは永沢さんとハツミさんのカップルのほうだった。
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35周年ってことは、自分はもちろんカネコアヤノさんも生まれる前から、渋谷クアトロは色んなアーティストをハロゲン灯で暖めてきたのか。
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「自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
幾分か教訓的にすぎるかもしれないけれど、今の自分には好ましい言葉。
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青葉市子さんのライブ、
月夜に喉があったならこんな声で歌うだろうというような、
春風に言葉があったならこんな詩を紡ぐだろうというような、
波に指があったならこんなタッチで演奏するだろうというような、
そんなパフォーマンスでした。
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傷つけた側はその事をあっさり忘れてて、傷つけられた側はずっと引きずってる、そんなのはよくあること。
自分が無邪気に忘れた傷も、きっとたくさんあるんだろうな。僕はどこまで抱えて生きていけるだろう。
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終演後にサイン会があって、短い間だったけれど、お話できて良かった。
「もし日本語が分からなくても、青葉市子さんを好きになっていただろう、と今日のライブで感じました。」と伝えたら、「どんな言語、文化、人種の人にも伝えたいと思っているからとても嬉しい(意訳)」と仰っていました。
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この年末年始で、4年ぶりに『ノルウェイの森』を読んだ。4年前と同じように、主人公と恋人の直子、あるいはキズキやレイコさんも含めた4人の主要人物は、最後まで自分の中で焦点を結ばないままで終わってしまう。むしろ、僕の心を捉えたのは永沢さんとハツミさんのカップルのほうだった。
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このライブから、小山田壮平さんの音楽は自分の中でどんな意味を持つのか、グルグル考えていた。腑に落ちた答えは、僕にとって大切な人との繋がりの象徴なんだ、ということ。
そして、カネコアヤノさんは自分自身と繋がるための、青葉市子さんは世界と繋がるための音楽だということが同時に分かった。
柳原陽一郎×小山田壮平 @ duo MUSIC EXCHANGE
柳原さんが、今年旅立った方々を想いながら演奏した『生きなっせ』 （熊本弁で「どうか生きてください」）の最後に、KANさんの『愛は勝つ』をワンフレーズ歌っていた。
人生は、宝物を見つけ出す過程なのか失う過程なのか、今の自分にはまだ分からない。
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昔のように指が動かなくなっても、思うように声が出なくなっても、金延幸子さんの音楽は彼女が演奏するからこそ魂が宿るんだろうな。
彼女やその時代の方々が日本語の詩世界と音楽性を大きく広げてくださったおかげで、自分と同世代のアーティスト達の音楽を楽しめているのだと考えると感謝しかない。
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