魔剣が進化していく度に人間形態の装飾が豪華になっていって、最初は無機質だった表情にも変化が出てくる魔剣ちゃん。 マスター！ 次は何を斬れば良いんですか！ 貴方の望むものは全て斬り捨てましょう！ と無邪気に笑いながら血まみれのドレスを翻して抱きつく魔剣っ子ちゃん。

聖女様を魔剣に貶めるなど、貴様は騎士の誇りを忘れたのか！ って教会から刺客として送られてきた聖騎士の親友だった人に罵られて、マスターよりも先にキレる魔剣っ子ちゃん。 黙れ！ 歪み腐敗した背教者どもが！ お前たちにマスターの何が理解出来る！ この方を理解出来るのは私だけでいいのです！！

魔剣っ子ちゃんがどんどん感情を得て、マスターもっと滅ぼせるように強くなります！ だからもっと強くなります！ って特大矢印向けるようになるけど、悪堕ちした女聖騎士は全ての復讐を終えたら魔剣っ子ちゃんに殺されるつもりだから、魔剣っ子ちゃんは実はマスターを理解してないまま一緒に踊ってる。

マスター：聖女を妹のように思っていた護衛騎士。聖女を使い潰した教会を滅ぼすのが生き甲斐。最後は魔剣っ子ちゃんに殺されて、最後の憎しみの矛先である自分を殺して幕引きにしたい。 魔剣っ子：聖女の遺骸と魂を生贄に鋳造された生きた魔剣。魔剣として進化する度にマスターに執着していく。