日本の少子化が想定を上回って進んでいる。出生数の前年比減少率は2011~19年は年平均2%台だった。新型コロナウイルス禍後の20~22年は3.8%に加速した。22年の出生数は19年より10万人も減った。コロナ下で社会・経済活動の正常化が遅れたことで若い世代の将来不安が強まり、「持ちたい子どもの数」すら減った。影響が長期化しかねない。(1面参照)もともと日本では比較的人口が多い「団塊ジュニア」世