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#読了『こちらはただの「落とし物係」です！ 警察行政職員・音無遠子の流儀』（仁科裕貴）読んだ。「落とし物係」ならそんなに酷いことは起こらないだろうしきっとハートウォーミングなヒューマンドラマミステリだろうとたかを括っていたらプロローグで落とし物届けにきた人が亡くなって本編に突入。
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#読了『鋼鉄紅女』再読、『天空龍機 鋼鉄紅女2』（シーラン・ジェイ・ジャオ）読んだ。面白い。巨大変形ロボット戦闘SFではあるが、変形する力の源泉は霊圧という中国ファンタジー。描かれている社会状況は、行き過ぎた新自由主義による格差社会という、まるで現実を映し取ったかのようなもので辛い。
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MacでATOKを長いこと使っていたけど、値上げで音を上げてサブスク解約。macOSのを少し使った後、「かわせみ」を試用中なのだけど、「じゅう」の変換候補に「重」がないように見えるのはなぜなんだろう。使い方が悪いんだろうか。
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#読了『シークレット・オブ・シークレッツ』（ダン・ブラウン）読んだ。さすがのページターナ。今回は人間の「意識」が謎の中心。僕は意識の一人称的体験の仕組みに興味があってそれは本作のネタではないけど、とにかく意識には測定方法がないのが悩みの種で、本作ではどうしているか、も面白い。
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#読了『ただし少女はレベル９９』（汀こるもの）シリーズ5作品読んだ。強力すぎるパワーを持つ女子中学生を描くオカルト連作短編集シリーズ。二人の天狗が好き。「レベル」は作中には一切出てこないけど、視点人物の友人たちに関わって人間らしくなっていくことを表しているのだろうか。
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#読了『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』再読して『ときときチャンネル ない天気作ってみた』（宮澤伊織）読んだ。SF連作短編集。とても面白い。地の文がなく、配信主の配信中の言葉で、配信であるが故の説明の必然性と、軽妙洒脱でオタクな口調と、更に同居人の天才科学者との相乗効果が抜群。
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#読了『侵蝕列車』（サラ・ブルックス）読んだ。解説にいろんな作品名が並べられているが、その中で僕が連想したのは『全滅領域』だった、ちょっと変わった印象のSFで、面白かった。ところで、「侵蝕」って言葉、原題にも作中にもないんですけど？（「侵？」という言葉はあるけど向きが逆だし）
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#読了『円環』（アルネ・ダール）読んだ。面白かった。スウェーデン・スリラー。爆破事件を捜査するスモール・チームの活躍を描く、次作を書くことが予告されている作品。チームのいろんなキャラの内面記述があって、よい。あと固有名詞の響きが独特なので、それが北欧をイメージさせるのも特徴的。
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#読了『イン・ザ・メガチャーチ』（朝井リョウ）読んだ。アイドルグループを「運営」する側、それを「推す」側、という対照的な両面から、冷徹な論理と熱量が対峙するとき、供給される「物語」の真実性を、推す側がどのくらい「信じられる」ものなのか、って考えるとアイドルに限らないので難しい。
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いわゆる「正常」の中でもバラエティがあって、赤緑黄青について「混じりけがない」と感じられる「ユニーク色」を選んでもらうとバラついている。これじゃあ「独我論」だなあ、と思うも、独我論で真っ先に例に挙げられる印象がある「��」が、実験では最もまとまっているのは皮肉としか言いようがない。
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いわゆる「正常色覚」と「異常色覚」の間は、ここから異常、と分けられるものではなく、いっそグラデーションをもって繋がっている。「今の科学的な知見では、「軽微な色覚異常」の人が、従来知られていた「男性の5%」を遙かに超えて、人口の4割くらいいることがわかっている。」ので異常でなく多様性
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#読了『新版「色のふしぎ」と不思議な社会―2020年代の「色覚」原論』(川端裕人)読んだ。面白い。色覚については抜けてた知識を補完してくれたし、より紙幅が割かれている色覚検査については考えさせられる。2017年に日本遺伝学会は「「色覚異常」は「異常」ではなく「多様性」と捉えるべき」と提言。
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#読了『聖女の論理、探偵の原罪』(紺野天龍)読んだ。「正しい科学知識を身につける」ことを掲げる新興宗教の「聖女」が、「元名探偵」を従えて事件の真相を推理する連作短編集。とても技巧的に思えるけれど面白かった。教義が科学なこともあって、全編狂信的、ではないので、そんなに辛くなく読める。
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#朝ドラばけばけ BGMの当て方、ことごとく雰囲気がずらしてあって、僕ら視聴者の認知的不協和を誘って不安になるようにしてるんじゃないだろうか。
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#読了『それいけ！ 平安部』（宮島未奈）読んだ。平安時代に興味を抱いている高校一年生が、入学とともに「平安部」を作ろうとするお話。平安時代に関する蘊蓄が溢れんばかりというわけではなく、自分がやりたい部活動を頑張る姿がこれでもかと連ねられている青春小説で、ひたすら眩しい。
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#読了『ヒポクラテスの誓い』から「憂鬱・試練・悔恨・悲嘆・困惑」（中山七里）読んだ。なぜか1,2,4既読だったところ再読も含めて一気読み。法医学教室なので考えずとも明らかだけど、解剖シーンばっかで萎える部分はあるが面白い。ものの、寄生虫に引き籠もりに新型コロナと、並ぶテーマが辛すぎる。
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#読了『螺旋墜落』（キャメロン・ウォード）読んだ。凄かった。旅客機でただ一人タイムループする視点人物は、繰り返される墜落を止められるのか。超常現象ときては誰にも信じさせられない不可能感と圧倒的な孤独。しかもカットバックのもう一つの筋の暗黒感が相乗効果でもう読むのが辛すぎた。
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#読了『スパイダー・ゲーム』（ジェフリー・ディーヴァー、イザベラ・マルドナード）読んだ。さすがと思わされるページターナ・スリラー。この手の虚構における計画的犯行は完璧に近く見える上に、常に捜査機関に先行するので、こんなん捕まえるのも防ぐのも無理！としか思えない絶望感。
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